上方漫才協会の中田カウス会長(75)が13日、「第10回上方漫才協会大賞」に出演した。
大賞はカウス会長の弟子ドーナツ・ピーナツが受賞した。
カウス会長は「大穴やなあ」とつぶやきながら「見てると行き着くんですねえ。それと見えない力が働いたのかな」とニヤリ。ドーナツ・ピーナツの2人も「ありがとうございます」としれっと喜んだ。
カウス会長は「後半追い上げてきましてですね。お客さんにもよくウケていたし、漫才のところでは小さく小さく大きく頑張った」と評価したかに見えたが、「今日から改名です。『えこひいき』にします」とイジり倒した。
さらに、イベントの終盤、若手芸人や吉本興業社長の岡本昭彦氏から自身の芸歴60周年を祝われると、芸歴を振り返りながら「ひそかに復帰を狙ってる芸人もいる。松本や」。芸能活動復帰を模索中のダウンタウン松本人志(61)の名前を持ち出すなど冗舌ぶりは止まらなかった。
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そんなカウス会長も、公演終了後の囲み取材では「芸能界で生き残る上で大事なのは縁と運とえこひいきやと思う。響きが悪いけど、えこひいきされるくらいの愛嬌(あいきょう)、カワイさがないといけない。それは芸人に限らず、会社も国もそう。トランプさんもえこひいきすると思う。その中で成長すればいい」とキッパリ。
続けて「僕はえこひいきという言葉が大好き。僕もえこひいきして今がある。若い時は大師匠と毎日、一緒におる。彼らは弟子ですから生臭いですが、余計にえこひいきという言葉、見えない力という言葉を使った。でも、細かくデータをあげていくと、僕1人で決めているわけじゃない。どっちかというと、令和ロマンにえこひいきしているというのが正解かな」と語り、弟子のドーナツ・ピーナツへの親心を見せていた。
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