昨年末に女性とのトラブルが報じられた中居正広(52)。報道後、中居がレギュラーを務める各番組は放送休止や差し替え、中居出演シーンのカットなどを余儀なくされた。そんななか、1月10日の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)の代わりに放送された、ある映画に注目が集まっている。
『金スマ』は昨年12月26日に1月10日放送分を収録予定だったが、急遽中止になったとの報道が。そこで、2021年公開の映画『花束みたいな恋をした』が同番組の枠を埋める形で、10日夜に地上波初放送された。
『花束みたいな恋をした』(通称『はな恋』)は菅田将暉(31)と有村架純(31)がダブル主演を務め、主人公の男女二人の恋模様と5年間の関係性の変化を描いた恋愛映画だ。同作の公式サイトのあらすじ紹介にはこう書かれている。
《好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。近所にお気に入りのパン屋を見つけて、拾った猫に二人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店しても、スマスマが最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるが…》
ここに出てくる「スマスマ」とはもちろん、2016年に終了したSMAPの冠番組『SMAP×SMAP』のことだ。劇中でもSMAPの話題が出てきて、終盤には有村演じる絹が「今日、元カレにばったり会った。多分あれは私があげたイヤホン。二人でSMAPの『たいせつ』聴いたなあ。SMAPが解散しなかったら…私たちも別れてなかったかな?」と思い悩む場面も。
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“渦中”のワードがこのタイミングで出てきたことに対し、Xでは今回の放送を見た視聴者から驚きの声があがるとともに、さまざまな憶測も飛び交っている。
《金スマの穴埋めの映画「花束みたいな恋をした」だけど、やたらとSMAP、SMAPって言ってて、わざとこの映画にしたのかな?って少しTBSの愛を感じた》
《作中で、スマスマやSMAP言い過ぎてて、えええ〜ってなる。この映画に決めた方々、いろいろ思うことがあったのかなぁ》
《このタイミングで金スマの穴埋めで花束みたいな恋をした放映して、まさかSMAPの話題出てくると誰が思ったでしょう》
同作におけるSMAPの役割を映画関係者は次のように解説する。
「『はな恋』は人気脚本家・坂元裕二氏のオリジナル脚本による映画で、2015年から2020年にかけての東京が舞台です。主人公の二人はいわゆるサブカル好きという設定で、多くの実在するマニアックな音楽、小説、演劇、漫画のタイトルが会話の中で登場し、それらを通じて仲を深めていきます。
しかし、作中ではそんなメインカルチャーから外れた二人にとってもSMAPの解散は大きな出来事であったと描かれました。おそらく国民的アイドルの騒動を象徴として使うことで、二人が共有した時間と時代を際立たせているのでしょう。サブカルに比べると誰もが知っているので視聴者も共感しやすく、より作品に没入できますしね。
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そんな重要なファクターであるため、絹のSMAP関連の台詞をこの作品からカットすることは事実上不可能なのです。実際、今回の放送は尺の都合上、本編から計20分近いシーンがカットされていましたが、このシーンは残されていました。編成がどこまで意図して『はな恋』を選んだのかは不明ですが、大事な場面でSMAPの話が出てくることは当然把握していたはずです」
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