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7日に米ロサンゼルス西部の高級住宅地パシフィックパリセーズで発生した山火事の被害が拡大する中、ハリウッドセレブ御用達ホテル「シャトー・マーモント」が消火活動に従事する消防士と避難者のためにコテージを無償開放すると発表した。
同ホテルは12日にインスタグラムの投稿で、「ハリウッドコミュニティーの英雄たちと被災者の皆さんに私たちの安全な避難所を提供します」と発表。今後1週間、ロサンゼルスの消防士とハリウッドのエンタメ業界の関係者にコテージを先着で2泊無料で提供することを表明した。
ハリウッドに隣接するウエストハリウッド市に1920年代に建てられたシャトー・マーモントは、ハリウッドの黄金時代からセレブの隠れ家的ホテルとして愛されてきた伝説的ホテルとして知られる。アカデミー賞授賞式のアフターパーティーや俳優レオナルド・ディカプリオの誕生日パーティーなどの会場にもなっている。
避難所として開放されるのは、30年代に建てられたプールに隣接する緑豊かな中庭を囲む9つのプライベートコテージで、ハリウッド・レポーター誌によると1泊最低1165ドルからの部屋だという。専用の道路から出入りができるプライバシーが保たれたコテージには、寝室やバスルームの他にキッチンや寄木張りの床が印象的な適度な広さのリビングエリアも備わっているという。
パシフィックパリセーズの火災ではタレントのパリス・ヒルトンや俳優メルギブソン、アンソニー・ホプキンスら多くのハリウッドセレブも自宅を失っており、多くの業界関係者が被災した。13日現在も延焼を続けており、ロサンゼルスの火災全体でこれまで1万2000棟以上の建物が焼失し、死者は少なくとも16人となっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)
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