1月7日、Ryzen 9000シリーズに対応する新チップセット「AMD B850」「AMD B840」を搭載したマザーボードが各社から一斉に売り出された。価格は2万2000円弱から6万円弱となる。
●「動きは……まだないですね」――AMD B850/B840マザーの反響
2024年10月に搭載マザーボードが登場したAMD X870E/X870の下位にあたるチップセットで、USB4の標準サポートはB850/B840共に省かれている。PCIeレーン数(4.0/5.0)は、X870Eの44/24、X870の36/24に対して、B850は36/4、B840は34/0となる。また、B840はRyzenのオーバークロックに対応しない。
合わせて20モデルが各ショップのマザーボード売り場に並び、棚の顔ぶれを大きく変えたが、ユーザーからの反響はまだ多くはない様子だ。あるショップは「下位チップセットといっても価格がなかなかですからね。価格が落ち着くまでは、顔見せ程度の存在になるんじゃないかなあと思います」と冷静に話していた。
|
|
●新チップセットが登場しても揺るがないAMD B650搭載マザーの人気
様子見されているAMD B850/B840マザーボードを尻目に、年明けからも複数のショップで好調に売れているのがAMD B650マザーボードだ。2022年10月に登場した際は3万2000円前後〜5万9000円前後だったが、現在は2万円以下で買えるモデルが複数見つかる。
パソコン工房 秋葉原パーツ館は「Socket AM5でバリバリのハイエンドを目指さないのであれば、コスパは断然B650マザーですね。いずれB850/B840に置き換わっていくと思いますが、まだ潤沢に在庫があります。当面は今のトレンドが続きそうですね」と話す。
複数のショップで売れ筋に挙げられていたのはASRockの「B650 Steel legend WiFi」で、2万7000円弱の値がよくみられた。また、パソコン工房 秋葉原パーツ館ではMSIの「B650 GAMING PLUS WIFI」と「MAG B650 TOMAHAWK WIFI」がヒットしているという。価格は1万4780円と1万8980円だった。
●ギガバイトからATX電源ユニット2モデルが登場
|
|
ギガバイトからは電源ユニットも登場している。定格850Wの「UD850GM PG5(rev. 2.0)」と750Wの「UD750GM PG5」で、価格は1万9000円強と1万5000円強となる。
共に80PLUS GOLD認証を取得したフルプラグインタイプのATX電源で、奥行きは約120mmとなる。ATX 3.1とPCIe 5.0をサポートしており、12VHPWRの最大出力はUD850GMで600W、UD750GMで450Wとなる。
入荷したTSUKUMO eX.は「パーツのブランドをできるだけそろえたいという人にも注目されそうですね。ギガバイトからはPCケースも複数登場していますし、今後の展開も楽しみです」と話していた。
●上/下/左/右向きのmicroHDMI L型変換ケーブルがSSAから
テクノハウス東映には、SSAの「microHDMI L型変換ケーブル」が入荷していた。
|
|
HDMI 1.4に対応する長さが約15cmのケーブルで、凹側はHDMI、凸側はmicroHDMI端子となっている。凸側のコネクターのみL型となっているが、上下/左右の向きによって4つのバリエーションから選べるのが特徴だ。価格はいずれも720円となる。
同店は「ストレートタイプは前から出ていましたが、Raspberry Piやデジカメなどとつなぐときは、スペース的にもちょうどいい向きに曲がっていてほしいと考える人も多いので、いい選択肢が出てきたかなと思います」と評価していた。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. All rights reserved. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。