カンテレアナウンサーたちによる恒例の朗読会が昨年12月に開催され、あす1月15日に『カンテレアナウンサー朗読会 〜小さな勇気〜』として、同局で放送される(前4:29〜5:25 ※関西ローカル)。
【写真多数】田中友梨奈アナはくるくるツインテール、橋下和花子アナはミニスカ美脚 朗読会は23回目。演出・脚本を、劇作家・演出家のわかぎゑふ氏が手がけたほか、竹上萌奈アナウンサーが1作品の脚本を書き下ろした。「小さな勇気」というテーマを掲げ、アナたちが熱く表現した。
第一幕『ワンダー』と第二幕『もうひとつのワンダー』の2部構成。アメリカのベストセラー小説をもとに、『ワンダー』は障害者オギーの目線、『もうひとつのワンダー』はオギーにいじめを行った少年目線で描く。
わかぎ氏は「物事を一方からだけ見るのではなく、双方から見る。当たり前のことですが、ちょっと勇気のいる行為でもあります。今年はその両方の小説からの抜粋で朗読を行い、人間を深く掘り下げてみたいと思います」と意図を明かす。
2024年度入社の田中友梨奈アナと秦令欧奈アナが、朗読会に初登場したのも見どころとなる。秦アナは第一部『ワンダー』で主人公・オギー役、田中アナはオギーの友人サマー役を務めた。
■秦令欧奈アナ・田中友梨奈アナ コメント
――お疲れ様でした!まずは、感想をお願いします。
秦:本当に“読むこと”が大好きなので、とにかく幸せな時間でした。あんなに長い文章を、読むことができて最高です。最初は緊張したけど、途中からスッと役に入れて、緊張がなくなってました。
田中:思っていた以上に楽しかったです。普段、自分の言葉でしゃべることが多いんですけど、今回初めて役を演じてみて、キャラクターとか何か設定がある人のセリフをしゃべるのも好きかもしれないって思いました。
秦:女優向きですね。
田中:“この役ってこういうこと考えているのかな”とか想像するのが楽しかったです。
――お2人は、前回お客さんとして朗読会を観覧したとのことですが、今回初参加。実際参加してみて、いかがでしたか。
田中:見ている時は物語の内容を追っていたんですけど、今回は内容というより登場人物の感情を追いながら、サマー役を務めました。
秦:前回、林アナウンサーが完璧に演じられていたので、メロスという物語に没頭できたんですよね。(2023年アナウンサー朗読会にて、林弘典アナウンサーが『走れメロス』の主人公・メロス役を務めた)物語に没頭できるって、見てる人からすると当たり前のことだけど、今回演じる側になって、ちゃんと皆さんが物語に没頭できたのか、どう見えたのか、心配になりました。
――すごく没頭できたし、感動しました。
秦:うれしい、うれしいです(笑)!
――最後に、今回のアナウンサー朗読会、見どころをお願いします。
田中:練習が始まった最初のころは、話の内容以前の問題で、立ち方と座り方と、あと話し方がアナウンサーっぽい語尾になっちゃダメだとか、だからってアニメ声みたいに作っているのもよくないっていう、感情どうこう以前の話で。「このままいけるのか?」って最初は不安に思ったんですけど、練習を重ねていくうちに、私も秦も楽しくなっていました。成長した私たちの姿を見ていただけたらうれしいです。
秦:オギーの感情をものすごく考えながら、演じました。皆さんにも、オギーがどういう気持ちなのか、想像しながら見ていただきたいです。
【朗読会演目】
第一幕『ワンダー』
出演:秦令欧奈、中島めぐみ、若田部克彦、豊田康雄、堀田篤、林弘典、田中友梨奈、橋本和花子
脚本:わかぎゑふ
第二幕『もうひとつのワンダー』
出演
林弘典、橋本和花子、堀田篤、豊田康雄、中島めぐみ、関純子、秦令欧奈
脚本:竹上萌奈