長期金利、一時１．２５０％＝１３年９カ月ぶり高水準

　１４日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発１０年物国債（第３７７回債）の流通利回りが一時１．２５０％に上昇（債券価格は下落）した。２０１１年４月以来約１３年９カ月ぶりの高水準。

　１４日に講演した氷見野良三日銀副総裁の発言が「２３、２４両日の金融政策決定会合での追加利上げ決定の可能性を残した」（国内証券）と受け止められ、債券が売られた。前週末に米国で発表された昨年１２月の雇用統計が堅調で米利下げ観測が後退、米長期金利が上昇したことも影響した。