中居正広(52)の女性トラブル騒動に揺れるテレビ業界。そんななか1月13日、漫画家の倉田真由美氏(53)がメディアに苦言を呈した。
倉田氏はXで13日に「Smart FLASH」が配信した中居の騒動に関する記事を引用。記事は、12日、中居のレギュラー番組を抱える民放テレビ各局が中居側に聞き取り調査を行うことがわかったものの、その背景に、フランスのニュース専門テレビ局「BFM TV」や大手新聞『Le Figaro』などが中居の件を報道したことがあるという内容だった。
「中居さんのトラブルは、もともと昨年12月に『女性セブン』が報じていました。しかし、民放のテレビ局は中居さんが出演する番組を続々と差し替える一方で、この状況についてまったく報じませんでした。そんななか『BMF TV』が8日、中居さんのトラブル報道と、それを受けたテレビ局の対応について報じました。この翌日の9日朝に、ようやくTBS系『THE TIME,』が中居さんの出演番組休止が相次いでいることを報じました」(全国紙記者)
いわば“外圧”によって、ようやく動き始めた日本のテレビ局。ジャニーズ事務所の創設者であるジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題の際も、当初は週刊誌の報道が先行。日本のテレビ局は触れず、結果的に先にイギリスの「BBC」が特集していた。
ジャニー氏の件については、ジャニーズ事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が’23年8月29日、調査報告書でマスコミに対して「報道機関として極めて不自然な対応をしてきた」と指摘。すると翌日、NHKと在京の民放テレビ局5局はそれぞれ声明を発表。そこには《「マスメディアが正面から取りあげてこなかった」などと指摘していることを重く受け止めています》など、報道の姿勢についての反省が綴られていた。
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だが、今回の中居の問題についても日本のテレビ局の動き出しは、海外メディアの後となってしまった。そんな状況を踏まえて倉田氏は13日、記事を引用した上でXでこう嘆いたのだ。
《ジャニー氏の時も、海外メディアで報道後ようやく「我々メディアは変わらないといけません」と正義面で宣言していたのにこの体たらく》
さらに倉田氏は《なんという幼稚さ、主体性のなさか》と綴り、呆れ切っている様子だ。
テレビは面目躍如をはかることはできるだろうか?
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