山火事をうけアカデミー賞ノミネート発表が再度延期

　米ロサンゼルスで山火事の被害が拡大していることを受け、米映画賞の最高峰であるアカデミー賞が、ノミネーション発表を現地時間1月23日に再度延期することを発表。合わせて、候補者が一同に会するノミニーズ・ランチョンの中止など、関連行事の予定変更を明らかにした。

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　Varietyによると、ノミネート発表の延期はこれで2度目。第97回アカデミー賞のノミネート発表は、1月23日午前5時半にリモートで行われる。これに伴い、会員による投票期間も延長され、先日の発表で12日から14日に変更された期日は、さらに17日午後5時まで延期された。

　また、当初2月10日に予定されていた恒例イベント、ノミニーズ・ランチョンは中止、2月18日に予定されていた科学技術賞授賞式は、この後改めて発表予定となっている日程まで延期される。なお、日本時間3月3日に予定している第97回授賞式は、予定通りハリウッドのドルビー・シアターにて開催するという。

　アカデミーのCEOビル・クレイマーと会長のジャネット・ヤンは共同声明で、「我々は火災の影響と、コミュニティの多くが経験した甚大なる損失に打ちのめされています」と表明。映画＆テレビ基金に75万ドル（約1億1800万円）寄付したことを明らかにし、「我々の会員たちは、コミュニティとして団結することの重要性を共有しており、この機械を通じ、業界の回復力と思いやりを称えることを決意しています。我々はまた、火災の対応に尽力してくださった、最前線で働く人々に敬意を表し、被災した人々に触れ、アカデミーとともに支援活動をサポートするよう人々に訴える所存です。一丸となってこの困難を乗り越え、世界中の映画コミュニティに癒しをお届けいたします」と述べた。