“末っ子”チュ・ジョンヒョクをキム・ヘス絶賛「リアリティのある演技ができる」 「トリガー」制作会見

0

2025年01月15日 19:31  cinemacafe.net

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

cinemacafe.net

「トリガー ニュースの裏側」© 2025 Disney and its related entities
キム・ヘス、チョン・ソンイル、チュ・ジョンヒョクら豪華実力派キャストが共演するディズニープラス「スター」オリジナル韓国ドラマシリーズ「トリガー ニュースの裏側」が1月15日(水)より独占配信開始。それに先立ち、1月8日に韓国・ソウルで行われた制作記者会見の模様が到着した。

会見はフォトセッションからスタート。報道番組のセットを模したステージに、ホワイトのワイドパンツスーツ姿のキム・ヘスが現れると、その圧倒的な存在感にプレスから自然発生的に拍手が沸き起こった。

主演のスリーショット撮影では、キム・ヘスを中心に3人で手を繋いで登場。セットのテーブルを活用したポーズや手で銃を撃つ真似をする“トリガーポーズ”などを次々と繰り出し、仲睦まじい姿を披露した。

本作は調査報道番組「トリガー」の制作チームの面々が、型破りな調査方法で、警察も検察も捕まえることができない凶悪犯たちを追い詰めていく痛快エンターテインメント。

キム・ヘスが今回演じるのは、「トリガー」のチーム長兼番組MCのオ・ソリョン。“美しい世の中”を信じる理想主義者で、信念を貫く強さと正義感を持つ真のジャーナリストだ。

「台本をいただいたのはドラマ『シュルプ』の撮影の終盤ごろでした。当時来るオファーは重苦しい作品が多かった中、今作は深刻な社会問題や話題を扱いつつも、全体的にウィットに富んでいて、真面目さと痛快さのバランスがよく、おもしろそうだと思いました」と出演を決めた理由を語るキム・ヘス。

「ソリョンは悪い人たちがもっと悪いことをできないように“救おう”というおもしろいキャラクターです。高い職業意識がありプロフェッショナルな人物ですが、人間的には隙も多くて弱い部分もあります。ソリョンのプロフェッショナルさをどう表現するのか、物語の持つ真面目さとユーモアのバランスをどう取っていくのかを悩みながら演じました」と撮影をふり返った。

■「作品に自分の持っている全てを注ぎ込む姿がオ・ヘリョンに重なった」と監督
役作りでは、実際にドキュメンタリー番組や調査報道番組に関わる人々にアドバイスを仰いだそうだ。

「知り合いの知り合いにまでお願いをして話を伺いました。取材準備の過程や、撮影のための準備物、服装など、参考になる話ばかりでありがたかったです。アドバイスをもとに台本を修正したり、現場で活動する人が実際に着ている服をお借りしたりして演技に臨みました」と明かした。

「この役はキム・ヘス以外に考えられない」と考えていたというユ・ソンドン監督は、そんなキム・ヘスの作品に対する姿勢に感銘を受けたようだ。

「作品に自分の持っている全てを注ぎ込む姿がオ・ヘリョンに重なったんです。一緒に仕事をしてみて、なぜキム・ヘスさんがトップ俳優と言われるのか、一流なのかを感じとることが出来ました。“役者は体を楽器にして奏でる仕事”という表現がありますが、僕が出会った中で最も優れた演奏者だと思いました」と絶賛した。

「トリガー」の面々が体を張って悪と対峙するシーンは、本作の見どころの1つ。記者からの質問を受ける時間には、アクションに定評があるキム・ヘスながら「アクションをするのは大変ではないですか?」という質問が。

「今回はアクションスクールに通うほどの激しいアクションはありませんでした。集団で追撃し逃げるシーンで怪我をしましたが、撮影をしている時には集中をしているので怪我をしていることすら気がづきませんでした。普段は怖がりで体も強い方ではありませんが、不思議なことに、役者はカメラが回ると強くなるようです。アクションシーンで体を使うのは、今のところはまだ楽しいですね」と笑顔で応じ、ベテランの余裕と貫禄を見せつけた。

■キム・ヘス、チョン・ソンイルは「少年っぽさとユーモアが役に投影されている」
チョン・ソンイルは、ドラマ局からトリガーチームに異動してきた“コネ入社の中年新入りプロデューサー”ハン・ド役で新たな一面を見せる。社会性に乏しく、人よりも動物が好きなハン・ドが、調査報道プロデューサーの気質を発揮しながら成長していく姿は注目だ。

「キム・ヘスさんは素晴らしい女優さんで、隣で演技ができるというだけで胸が熱くなりました。本当に優しい方で、いつも気さくに接してくださりました。最初から最後まで最高のパートナーでした」とキム・ヘスとの初共演の感想を述べると、キム・ヘスも「ソンイルさんにはダンディでクールなイメージがありましたが、漫画から出てきたような少年っぽさとユーモアを持つ方でした」と明かす。

「その魅力がハン・ド役に投影されていると思います。演技に対するアイディアも豊富で、演技の幅も広い。ソンイルさんのおかげで、本当に楽しく演技が出来ました。私はアドリブが苦手であまりやらないタイプなのですが、ここにいる2人は台本を深くまで理解して、シーンにぴったりのアドリブをするんです」と、チョン・ソンイル&チュ・ジョンヒョクに言及。

「例えば、1話でハン・ドが子連れの母親を見て言った『分別がないな、踏ん張りな』と韻を踏んだセリフは全くのアドリブ。セリフからハン・ドのキャラクターが伺えるような素晴らしいアドリブだと思いました」と褒めあげた。

■“末っ子”チュ・ジョンヒョクを、キム・ヘスべた褒め「演技の実力は、私が保証します」
そしてチュ・ジョンヒョクが演じたのは、トリガーチームに所属して3年目のアシスタントプロデューサー、カン・ギホ。「ギホは『トリガー』の一員であることに誇りを持って仕事に挑んでいる人物で、オ・ソリョンチーム長を全面的に信頼しています」と紹介。

「後から合流してきたハン・ドにライバル心を燃やしていますが、ハン・ドのカッコよさは認めていて、内心、似ることができたら、という気持ちを持っている。演じるソンイル先輩もあまりにもステキだったので、監督に『ハン・ドのようなヘアスタイルにしてはダメか』と尋ねたこともありました」と笑った。

監督はこのキャラクターを見た時、真っ先にチュ・ジョンヒョクの顔が浮かんだという。そのキャスティングエピソードがMCから披露されると、「最初その話を聞いたとき“ありえない。社交辞令だ”と思いました(笑)」と謙虚なコメント。現場では“末っ子”としてムードメーカー的な役割を担いたいと思っていたそうで「撮影の前夜には“明日はどんなエピソードで皆さんを笑わそうか”と考えたりしました」と明かし、キム・ヘスらを驚かせた。

そんなチュ・ジョンヒョクについて、ユ監督は「喜怒哀楽を感じさせる俳優」と評価。キム・ヘスも「ジョンヒョクさんは声が素敵です。素顔はピュアで子どものようですが、大人っぽい部分もあり、リアリティのある演技ができる。彼の演技の実力は、私が保証します」とべた褒め。監督とベテランの言葉に恐縮するチュ・ジョンソクの姿がかわいかった。

最後は、「近ごろ、食事をしながら楽しめるコンテンツを“ご飯のお供”と言うそうです。本作が2025年初めの“ご飯のお供”になったらうれしいです」とチュ・ジョンソクが語れば、「とても楽しく撮影をしました。皆さんを十分満足させられる作品に仕上がっている自信がありますので、期待してください」とチョン・ソンイルが視聴者にメッセージを送り、1時間の会見の幕を閉じた。

「トリガー ニュースの裏側」は毎週水曜ディズニープラス スターにて2話ずつ独占配信中(全12話)。








(シネマカフェ編集部)

    ニュース設定