1月14日、2025シーズンにトラックハウス・MotoGPチームから最高峰MotoGPクラスにデビューする小椋藍が、アメリカのノースカロライナ州にあるチーム本拠地で行われた体制発表会にて、自身の新たな挑戦についてのコメントを残した。
小椋はアジア・タレント・カップ、レッド・ブル・ルーキーズ・カップ、CEV Moto3ジュニア世界選手権を経て2018年にMoto3に初参戦。翌2019年よりホンダ・チーム・アジアからMoto3にフル参戦を開始し、2020年にはランキング3位を獲得した。2021年からは同チームよりMoto2クラスに参戦し、デビューイヤーから表彰台に乗る活躍を見せる。
2022年には世界選手権初勝利を収め、ランキング2位を獲得。2023年は怪我で苦しんだものの、2024年にMT Helmets – MSIへ移籍するとシーズンを通して安定感のある走りを見せ、第18戦タイGPで念願のMoto2チャンピオンを獲得した。
そんな小椋はシーズン半ばの8月にトラックハウス・MotoGPチームとの契約を発表。2025年にMotoGPに昇格し2シーズンをアプリリアのマシンで戦うことを決めた。そして最終戦後のバルセロナテストでアプリリアRS-GPの初ライドを行い、全体最多周回をこなして自身の課題を確認した。
体制発表会では青を基調としたレーシングスーツを纏い、チームメイトとなるラウル・フェルナンデスと共にマシンに被っていたカバーを外して、2025年カラーのアプリリアRS-GPを披露した。
小椋藍(トラックハウス・MotoGPチーム)
「まずはトラックハウスのみんなにありがとうと言いたいです。もうすぐシーズンをスタートできることを本当にうれしく思っているし、ワクワクしています。僕にとっては大きなチャレンジになりますが、チームには仲間がいるし、みんなやる気満々で、チーム内の雰囲気も素晴らしいです。セパンでの最初のテストが待ちきれません。我々のデザインはとても素敵です。この美しいマシンに乗るのが待ちきれないし、今シーズンをどう戦えるか楽しみです」
小椋の新型アプリリアRS-GP初ライドは、1月31日から2月2日にかけてマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットにて行われるシェイクダウンテストで予定されている。