元フェラーリF1エンジニアがキャデラックのテクニカルディレクターに就任。WEC&IMSAで体制強化

0

2025年01月16日 10:40  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

ウェイン・テイラー・レーシングのキャデラックVシリーズ.R 2024年11月IMSA公式テスト
 キャデラック・レーシングは、2025年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権とWEC世界耐久選手権のシーズンに向けて、専任のテクニカルディレクターと推進マネジャーを任命し、技術チームを強化した。

 欧米の両トップカテゴリーにキャデラックVシリーズ.Rを送り込む同ブランドのテクニカルディレクターとなったのは、元フェラーリF1レースエンジニアのシャビエル・マルコス・パドロス。さらにショーン・オシェイが、同ブランドのモータースポーツ推進マネジャーの役職に就くこととなった。

 彼らは、昨年末にキャデラック・レーシングのプログラムマネジャーとして発表されたキーリー・ボスンに加わり、ゼネラルモーターズ内で再配置された元GMスポーツカーレース・プログラムマネジャーのローラ・ウォントロップ・クラウザーから役割のひとつを引き継ぐことになる。

 GP2のBCNレーシング・チームでモータースポーツのキャリアをスタートさせたパドロスは、2010年から2012年までパフォーマンスエンジニアとしてF1のHRTに移り、その後、ウィリアムズ・レーシングにパフォーマンスエンジニアとして加わった。

 彼は2015年から2017年までリチャード・チルドレス・レーシングでNASCARカップ・シリーズのチーフ・レース・エンジニアを務めた後、2018年にレースエンジニアとしてF1の世界へと復帰し、直近では2024年5月までシャルル・ルクレールのエンジニアを務めていた。

 一方、オシェイはボッシュ・モータースポーツでの経験があり、直近ではブレイザーEVポリス・プログラムのエンジニアリングマネジャーを務め、業界初の追跡評価付き電気自動車の開発を指揮した。

 この2人の新任は、2月のWECシーズン開幕戦カタール1812kmに先立ち、今週末のロア・ビフォア・ザ・ロレックス(IMSAのデイトナ24時間前の公式テスト)で始まるキャデラックのウェザーテック選手権での取り組みから、参画を始めることになる。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定