WEC世界耐久選手権のLMGT3クラスに参戦するアコーディスASPチームは、アーノルド・ロバンが2025年も同チームに残ること、そしてラズヴァン・ウンブラレスクを新シーズンのふたり目のブロンズドライバーとして契約することを発表した。
このフランスのチームは、レクサスRC F GT3での2年目のシーズンを迎えるにあたり、2024年11月にベン・バーニコートとホセ・マリア・ロペスというふたりのプロドライバーをフル参戦ドライバーとして発表している。
2024年にケルビン・ファン・デル・リンデ、そしてシルバーランクのチームメイト数名とともにWECに出場したロバンは、2025年はバーニコートとともに78号車をドライブする。
一方、ルーマニア人ドライバーのウンブラレスクは、姉妹車である87号車にロペスとともに乗り込む。彼は事実上、木村武史に取って代わる形で、同車のブロンズドライバーを務めることになる。
アンブラレスクは2024年11月、バーレーンで行われた最終戦後のルーキーテストにアコーディスASPから参加していた。また、ジェローム・ポリカン率いる同チームでは馴染みのある存在で、2021/22年にはGTワールドチャレンジ・ヨーロッパのスプリント・カップに参戦した経験を持つ。
彼はその後、2023年にはハウプト・レーシングチームからADAC GTマスターズに参戦し、2024年はコムトゥユー・レーシングからGTワールドチャレンジ・ヨーロッパのスプリント・カップに2回出場している。
WECのLMGT3クラスでは、ブロンズドライバー1名、さらにブロンズまたはシルバーのドライバー1名をラインアップに含ませる必要があることから、多くの陣営がブロンズ/シルバー/プラチナ(またはゴールド)というドライバー編成を採用する。
アコーディスASPは、2025年向けのシルバードライバーをまだ発表していないが、昨年のバーレーンでのルーキーテストでは、元F1ドライバーであるオリビエの息子、オーレリアン・パニスが参加していた。