1月25〜26日にアメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦デイトナ24時間レースのグランドマーシャルに、ジェイミー・チャドウィックが任命された。
2025年のヨーロピアン・ル・マン・シリーズにIDECスポールから参戦予定であるこの英国人女性ドライバーは、第63回を迎える『ロレックス24』において、「エンジンを始動せよ」というスタート・コマンドを発することになる。
チャドウィックは2019年に発足したWシリーズで3度のタイトルを獲得し、ウイリアムズF1では開発ドライバーに就任。2023年からはNTTインディカー・シリーズのサポートシリーズであるインディNXTに2年間参戦してきた。2024年第6戦では初の女性ウイナーに輝くと、9月には所属チームのアンドレッティ・グローバルが実施したオフシーズンテストに参加し、初めてインディカーをドライブした。
なお、26歳のチャドウィックは、ウェザーテック選手権に出場したことはない。
「デイトナでロレックス24のグランドマーシャルを務めることは名誉なことだ。ロレックスとモータースポーツの心の故郷として、素晴らしいレースを見ながら歴史を振り返るのを楽しみにしている」とチャドウィックはコメントしている。
「参加できることに興奮している。将来、デイトナのラインアップに加わりたいと思っている」
デイトナ・インターナショナル・スピードウェイのフランク・ケレハー社長は、次のように付け加えた。
「ジェイミー・チャドウィックは、世界のモータースポーツの真の大使であり、グランドマーシャルを務めるのに完璧な人物だ」
「ジェイミーは、レースを始めた頃からトラックにおけるチャンピオンであり、キャリアを通じて、レースが何者も排除しないことを推進する、その最前線に立ってきた」