写真はRC Fファイナル・エディション レクサスは1月16日、スポーツセダンの『RC』と『RC F』のファイナル・エディションを設定し、同日より販売を開始した。
レクサスRCは、車名に“Radical Coupe”と名付けられているように流線的なボディデザインを持ち、スポーティな乗り味を楽しめるクーペとして2014年に登場。RCは大きく分けて、街乗りで上質かつ静粛な走りを楽しめる『RC』と、5リッターV型8気筒自然吸気エンジンを搭載しダイナミックな走りを楽しめる『RC F』の2モデルを展開していた。
とくに、RC Fについては2014年から2016年の間、スーパーGTのGT500クラスから参戦していたほか、FIA-GT3にも同名のマシンがスーパーGT、ニュルブルクリンク24時間耐久レース、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権などで参戦していたことから、モータースポーツファンにとっても馴染み深い車種であったが、2025年11月の終売が発表された。
今回発表されたファイナル・エディションは、そんなRCおよびRC Fの最後を飾るにふさわしい装備が多数おごられた特別仕様車だ。
RCには、スパッタリング塗装を施したエンケイ社製19インチアルミホイール、レッド塗装ブレーキキャリパーなどを装備。また、インテリアもカーボンパーツとウルトラスエードを採用することで、内外装ともによりスポーティな印象を与える仕様となっている。
RC Fでも、同じくエンケイ社製19インチアルミホイール、レッド塗装ブレーキキャリパーを装備。くわえてRC Fにはカーボンルーフ、カーボンアクティブウイング、カーボンディフューザーが装備される。
またこちらには、高精度チューニングエンジンとリヤディファレンシャルを特別に搭載しており、エンジンは5リッターV型8気筒自然吸気(481ps/54.6kgm)のままだが、ピストンなどムービングパーツの重量合わせやクリアランス調整といったチューニングを施すことでより伸びやかな回転フィールを味わえるようにした。
また、ディファレンシャルも職人の手作業でギアの歯当たり具合を調整したものを搭載することで、加減速の応答性を向上させたなど、より走りに磨きがかかった一台となる。
ファイナル・エディションのカラー展開については、インテリアカラーにスポーティさと上質さを兼ね備えた『ブラック&フレアレッド』を採用。ボディカラーにおいては、シャープな造形を際立たせる新規設定色『ソニックイリジウム』を含め、RCは全9色、RC Fは全7色が設定された。
価格はRCファイナル・エディションで711万〜767万円(税込)。RC Fファイナル・エディションは1360万円(税込)とされた。また、RCについては台数の限定はないが、RC Fファイナル・エディションは200台のみの限定販売とされた。詳細は公式サイト(RC→https://lexus.jp/models/rc_final_edition/、RC F→https://lexus.jp/models/rcf_final_edition/)まで。
■レクサスRC/RC F ファイナル・エディション価格表
車名エンジン車両本体価格(税込)RC300ファイナル・エディション2リッター直列4気筒666万円RC300hファイナル・エディション2.5リッター直列4気筒711万円RC350ファイナル・エディション3.5リッターV型6気筒767万円RC Fファイナル・エディション5リッターV型8気筒1360万円