【写真】『花まんま』の前田哲監督らが発表会に登場
東映代表取締役社長の吉村文雄氏は登壇すると「推しポイント」として「東映アニメーションだけではなく、日本のアニメーションシーンを牽引する強力な制作会社とタッグを組んで素敵な作品をお届けしたい」と強調し、「アニメ作品を含め愛される物語を全世界へ発信していきます」と海外進出を視野に入れるという。さらに2025年の東映作品は「泣けるラインナップです」と胸を張ると「泣かせる東映」も推しポイントであることを述べていた。
吉村社長の言葉通り、STUDIO4℃とタッグを組んだ『ChaO』が2025年夏に公開されることが発表される。本作は「人間と人魚が共存する未来社会」が舞台の物語。田中栄子プロデューサーは「STUDIO4℃が手掛けた『マインド・ゲーム』や『鉄コン筋クリート』『海獣の子供』のようなサブカル的なニュアンスのある作品。王道ではないのかもしれませんが、東映さんとタッグを組むことで王道になれるのかも」と期待していることを明かすと「10万枚以上というものすごい作画の枚数です」と力作であることをアピールしていた。
また大友啓史監督がメガホンをとった『宝島』(9月19日公開)も邦画実写の話題作だ。五十嵐真志プロデューサーは「いまは残っていない1950〜60年代の沖縄の原風景を再現し、お客さんに体感していただくため、監督、キャスト、スタッフ一同リアルさの追求にこだわりました。6年という歳月のなか、プロジェクト費は25億円以上かかっています」と超ビッグプロジェクトであることを明かすと、ビデオメッセージを寄せた大友監督も「2019年に原作を読んでから、大げさに言えば自分の全能力を懸けた作品」と思いを吐露していた。
さらに直木賞を受賞した朱川湊人のベストセラー小説を実写映画化した『花まんま』(4月25日公開)のメガホンをとった前田哲監督も発表会に参加。前田監督は「映画化まで17年ぐらい時間がかかったのですが、最終的に映画化できました」と感無量な表情を浮かべると、兄妹役を演じた鈴木亮平、有村架純について「関西弁がネイティブにできるトップ俳優にあたろうと思っていました。鈴木さん、有村さんによって作品が豊かになりました」と感謝を述べていた。
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<ラインナップ一覧>
・『室町無頼』(1月17日公開)
・『大きな玉ねぎの下で』(2月7日公開)
・『35年目のラブレター』(3月7日公開)
・『花まんま』(4月25日公開)
・『ChaO』(夏公開)
・『宝島』(9月19日公開)
・『ペリリュー -楽園のゲルニカ-(仮)』(12月5日公開)
・『映画おしりたんてい スター・アンド・ムーン』(3月20日公開)
・『劇場版仮面ライダーガヴ(仮) 劇場版ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー(仮)』(夏公開)
・『映画キミとアイドルプリキュア♪(仮)』(秋公開)
・『「ガールズバンドクライ」劇場版総集編前編・後編』(2025年公開)
・『劇場版「僕の心のヤバイやつ」(仮)』(公開待機作)
・『楽園追放 心のレゾナンス』(2026年公開)
・『この夏の星を見る』FLARE『CREATORS 第一弾作品(夏公開)
・「藤井道人監督最新作」(冬公開)
・『BAD BOYS』(5月30日公開)