1月17日、日産自動車/日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は、2025年のスーパーGT GT500クラスに参戦するドライバーラインアップについて発表した。新シーズンも4チームから4台のニッサンZニスモGT500が参戦することになるが、エースナンバーである23号車NISMO、そして3号車NISMO NDDPにドライバーの変化がみられた。
2022年にTEAM IMPULがチャンピオンを獲得したほか、2024年はNISMO NDDPが3位に食い込むなど、GT500クラスの主役の一角として活躍を続けているニッサンZニスモGT500勢。2025年もワークス活動に位置づけられ4チーム4台がGT500クラスに参戦するが、そのラインアップがいよいよ決定した。
ドライバーラインアップで変化がみられたのは2台。これまでNISMOのエースとして活躍してきたロニー・クインタレッリが2024年限りで引退を発表したことから、そのラインアップに注目が集まっていたが、23号車NISMOには、3号車NISMO NDDPから高星明誠が移籍。千代と2023年以来のコンビを組むことになった。
そして高星が抜けた3号車NISMO NDDPには、三宅淳詞のパートナーとして2024年はGT300クラスで戦っていた佐々木大樹が加入。GT500クラスへ復帰を遂げることになった。2台は今シーズンもブリヂストンを装着するが、佐々木にとっては2020年以来となるブリヂストンでの戦いを迎えることになる。
同じくブリヂストンを履くTEAM IMPULは平峰一貴/ベルトラン・バゲットのコンビ、24号車KONDO Racingは松田次生/名取鉄平のコンビを今シーズンも継続。ヨコハマを履くことも変わらない。また、2025年に向けて柳田真孝エグゼクティブアドバイザーの継続は変わらないが、ニスモアンバサダー兼アドバイザーとしてロニー・クインタレッリが就任。4チーム8名のドライバーを支えていく。また柿元邦彦ニスモアンバサダーは新たに『名誉ニスモアンバサダー』に就任することになった。
日産自動車のモータースポーツビジネスユニットヘッドを務めるNMCの片桐隆夫CEOは、2025年に向け「シリーズチャンピオン奪還とすべてのチームが勝てる体制を目指し、今年は2チームが新しいドライバーの組み合わせで、また2チームが継続でスーパーGTに挑みます。来週からいよいよ25年シーズンへの準備が本格的に始まりますが、開発陣とチームが力を合わせて、さらに競争力のあるニッサンZニスモGT500に仕上げてまいります。今シーズンも、ファンの皆さまにモータースポーツのワクワクをお届けすべく、全力で邁進しますので、引き続き、応援をよろしくお願いいたします」と意気込みを語っている。
GT300クラスやスーパー耐久シリーズ等、その他のモータースポーツ体制については、後日発表される。
ニッサン/NMC 2025年GT500クラスチーム体制
NoTeamDirectorDriverTyre3NISMO NDDP島田次郎佐々木大樹/三宅淳詞BS12TEAM IMPUL星野一義(総監督)星野一樹(監督)平峰一貴/ベルトラン・バゲットBS23NISMO中島健千代勝正/高星明誠BS24KONDO RACING近藤真彦松田次生/名取鉄平YH