国際自動車展示会が開幕＝スズキ、初ＥＶ披露―インド

　【ニューデリー時事】インドの首都ニューデリーで１７日、国際自動車展示会「バーラト・モビリティー・グローバル・エキスポ」が開幕し、報道公開された。インドの乗用車販売でシェアトップを誇るスズキは同社初の電気自動車（ＥＶ）となるスポーツ用多目的車（ＳＵＶ）「ｅビターラ」を同国で初披露。出遅れているＥＶ分野で追い上げを図る。

　一般公開は１９〜２２日で、出展企業は１５００社超を見込む。隔年開催されていた「オートエキスポ」は今回の展示会に統合された。

　ｅビターラは今春にも西部グジャラート州の傘下工場で生産を開始。夏ごろからインドで販売するほか、日本や欧州を含む世界１００カ国以上に輸出する計画だ。登壇した鈴木俊宏社長は「高品質の製品とスケールメリットを持つインドに世界の（ＥＶ）製造拠点を集中させた」と説明した。