俳優・山崎裕太(43)が芸能生活40周年を記念し、一人芝居『赤ずきんちゃんのオオカミ』を上演中。大阪公演を経て18日、19日に東京公演(劇場MOMO)がスタートする。6役を演じ分ける挑戦や、観客との一体感を楽しむという本作には、40年のキャリアを詰め込んだ山崎の意欲が光る。
【写真】一人6役!山崎裕太が東京公演へのアツい想いを語る 幼少時代から芸能の仕事をしていたことにより、「学芸会」という学校行事とは無縁だった山崎。そんな山崎が芸能生活40周年で初めて挑戦する“大人による・大人から子供まで楽しめるための”高尚な学芸会を“喜・怒・哀・楽”の世界から届ける。
本来なら2020年3月にデビュー35周年として上演予定だったが、コロナ禍となり泣く泣く中止に。改めて2025年1月に上演する。
大阪公演のアフタートークゲストにmisono、窪塚洋介、ISSA(DA PUMP)を迎え、大盛況で幕を閉じた。東京公演では古田新太、加護亜依、内山信二、中尾明慶が登場する。
――大阪公演を終えての感想は?
山崎:思った以上に、舞台自体を観たことがない方が来てくれていたみたいです。初日は「これ、笑っていいのかな?」っていう客席の雰囲気があったので、僕のほうからお客さんを掘り下げていく作業が楽しかったですね。一人芝居だけに何をするにも一人。だからこそ集中してできたので、観に来てくれた方々が徐々に笑ってくれるようになったのはうれしかったです。
――通常、ご自身が出演している舞台と違うところは?
山崎:意外と子供も観に来てくれていたことかな。題材もなじみがあると思うので、老若男女、すべての方々に楽しんで頂けて、笑い声を聞くと、やっぱり「やってよかった」と実感しました。
あと、今までは1作品で3役を演じたことがありますが、今回は6役。最多ですね。衣装はほぼかわらないので、声と演出でわけているので、そこが見どころ。
東京公演は、ステージと客席の距離が近いので、生の演劇を体感できると思います。
僕の芸能生活40年で培ってきたスキルをすべて詰め込んでいる作品なので、是非観に来てください。