江藤農林水産大臣は訪問先の中国で韓俊農業農村相と会談し、日本産牛肉の輸出再開に向けた必要な協定を結ぶため、協議を継続していくことで一致しました。
日本産の牛肉をめぐっては、牛の病気の一つであるBSE、いわゆる狂牛病が発生した2001年以降、中国は20年以上にわたって輸入を取りやめています。
江藤農水大臣はきょう、中国・北京で韓俊農業農村相と会談し、牛肉の輸入停止措置の撤廃を求めました。
江藤拓 農水大臣
「中国側の前向きな姿勢、これがしっかりと確認ができました。重要な一歩を踏み出せたというふうに思っておりますし、確信をいたしております」
そのうえで、牛肉を輸出するための必要な協定について、早期の発効に向け協議を続けていくことで一致したと明らかにしました。一方、輸出の再開について「そんなに遠くないのではないか」と述べ、今後、協議が加速する見通しです。
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このほかに、東京電力・福島第一原発の処理水放出に伴う日本産水産物の禁輸措置の撤廃やコメの輸出拡大も求めたとしています。