「冬毛なぞうさん」が5分で完売! ドムドムハンバーガーの限定ぬいぐるみ、SNSで人気が加速する背景

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2025年01月18日 06:01  ITmedia ビジネスオンライン

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全国で29店舗を展開するドムドムハンバーガー

 ハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」が、1月10日に限定ぬいぐるみを発売したところ、わずか5分で完売した(オンライン販売分)。同チェーンを運営するドムドムフードサービスの広報担当者によると、完売までのスピードはこれまでで最も速かったという。


【画像】これは、かわいすぎるでしょ! 5分で完売した「冬毛なぞうさん」を前から、後ろから、横から、斜め上から見る(計7枚)


 完売したのは「どむぞうくんとなかまたち ボールチェーンぬいぐるみ (トイプーどむ)」(1750円)だ。ドムドムハンバーガーの独自キャラクター「どむぞうくん」の冬季限定バージョンという位置付けとなっている。人気犬種のトイプードルと、どむぞうくんの「どむ」を組み合わせたネーミングにしたという。


 サイズは9.5(幅)×8.5(高さ)×13.0(長さ)センチだ。プードルのようなもこもこブラウンの体と、モカ色(赤みのある焦げ茶色)の耳・しっぽが特徴で、公式Webサイトでは「ほかの仲間たちより毛足の長い、冬毛なぞうさん」と表現している。どむぞうくんには、「どむたろう」「どむさん」「どむこ」「どむクルーズ」といった仲間がいる設定になっている。


 なぜ、このようなデザインにしたのか。広報担当者は「冬季に販売する限定どむぞうのデザインや生地素材を企画する中で、今まで販売したことのなかった、温かみのある生地ということでボア素材を選定。さまざまなカラーを検討した結果、このデザインとなりました」と説明する。


 ネーミングの打ち合わせでは、「もこ」「もか」といった候補が当初出ていた。しかし、もっと消費者の心に刺さる名前をぬいぐるみに付けたいと考えを巡らせた結果、ある社員が「トイプードル」とつぶやいたことがきっかけとなり、「トイプーどむ」が誕生することに。


●SNSで人気が加速


 同社は季節ごとにどむぞうくんぬいぐるみの限定品を投入している。多くの商品は数時間で売り切れるが、完売までのスピードがだんだん速まっている 


 販売告知のSNSにおけるインプレッションやいいねの数も増加傾向にある。今回の商品を公式Xで販売告知したところ4万の「いいね」が付いた。トイプーどむについて、ある程度の期間は十分に販売可能な数量を準備していたが、あっという間に売り切れたため、社内では驚きの声が上がったという。


 広報担当者は「SNSでバズったことや、完売したという情報が拡散されたことで、次回商品への期待が高まり、購入者の増加にもつながっていると考えられます」と分析する。


 同社では新しい客層にリーチする手段として、独自のロゴやどむぞうくんを用いたグッズ展開を強化している。また、2024年9月には、壁やテーブルなどにどむぞうくんを描いたポップなデザインの店舗を神奈川県内にオープンした。こうした施策の結果、キャラクターグッズなどの物販は、会社全体の売り上げの7%程度を占めるまでになっている。


 ドムドムハンバーガー公式のオンラインショップを見ると、「どむぞうくんとなかまたち ボールチェーンぬいぐるみ (スーさん)」「どむぞうくんとなかまたち ボールチェーンぬいぐるみ (いもこ)」(いずれも1750円)なども「売り切れ」と表示されている(1月16日時点)。


 どむぞうくんシリーズの快進撃はどこまで続くのか。



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