今週の日曜日は、中京競馬場で日経新春杯(GII)が行われます。
今年の日経新春杯は中京芝2200mが舞台となります。非根幹距離であることに加え、ハンデ戦でも想定オッズからは混戦ムードが漂っています。
その中で上位人気が予想されるのは現在3連勝と勢いに乗るヴェローチェエラ、前走のエリザベス女王杯(GI)で3着に好走しているホールネス、今回と同じ舞台で行われた昨年神戸新聞杯(GII)を制したメイショウタバル、デビューから堅実な走りを見せるロードデルレイ、前走の菊花賞(GI)で4着と善戦したショウナンラプンタなどがいます。
このほかにも前走のアーモンドアイC(3勝クラス)を快勝したタッチウッドや重賞で2度の2着があるキングズパレス、GIIを2勝しているサトノグランツなども出走を予定しています。
一筋縄ではいかなそうなメンバー構成ですが、はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆待望の重賞初制覇に期待
今週の日経新春杯でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるショウナンラプンタでした。
週初の本命候補3頭には挙がっていなかった本馬ですが、その予想が一転しショウナンラプンタに高評価が与えられました。
ショウナンラプンタはこれまでに8戦して2勝2着1回3着1回4着2回。掲示板の外したのは23年のホープフルS(GI)と昨年の日本ダービー(GI)の2回だけ。ホープフルSでは1コーナーから外へ張るような面を見せており、4コーナーでは外に膨れるロスのある競馬で7着。日本ダービーでは中団追走もスローペースで前に有利な流れとなり15着に終わっています。
掲示板を外したレースでは明確な敗因があるように思えますし、能力を出し切っての敗戦ではないので参考外と言えるかもしれません。重賞では昨年の青葉賞(GII)で2着、神戸新聞杯(GII)で3着など上位争いに絡んでいますし、今回のメンバーに入っても十分に通用する能力は秘めています。
前走の菊花賞後は有馬記念に出走する予定でしたが、無念の除外。ただ、陣営は除外となる可能性が高いと事前に分かっていたようで、有馬記念を除外になった影響はなかったようです。最終追い切りでは終い重点で切れのある動きを見せていましたし、力を出し切れる状態に仕上がっているように見えます。
昨年の神戸新聞杯ではメイショウタバルに先着されていますが、その時は同じ斤量で0秒4差でした。今回はハンデ戦でメイショウタバルよりも1.5キロも軽い斤量で出走となりますので、逆転のチャンスは十分にあるはずです。条件や状態に不安な点は感じられませんし、待望の重賞初制覇に期待したいところです。