茂木健一郎「他人の顔色を伺わないといけない関係は…」“人からの評価”が気になると悩む相談者へアドバイス

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2025年01月18日 20:20  TOKYO FM +

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茂木健一郎「他人の顔色を伺わないといけない関係は…」“人からの評価”が気になると悩む相談者へアドバイス
脳科学者の茂木健一郎がパーソナリティをつとめ、日本や世界を舞台に活躍しているゲストの“挑戦”に迫るTOKYO FMのラジオ番組「Dream HEART」(毎週土曜 22:00〜22:30)。
TOKYO FMとJFN系列38局の音声配信プラットフォーム「AuDee(オーディー)」では、当番組のスピンオフ番組「茂木健一郎のポジティブ脳教室」を配信中です。この番組では、リスナーの皆様から寄せられたお悩みに茂木が脳科学的視点から回答して「ポジティブな考え方」を伝授していきます。
1月11日(土)の配信では「他人からの評価」に関する相談に答えました。


パーソナリティの茂木健一郎



<リスナーからの質問>
私は幼い頃から他人の顔色を伺ってしまい、他人からの評価もとても気になってしまう性格です。自分の意見よりも相手に合わせてしまうことが多く、何かと我慢します。また、他人のために時間を使ってしまいます。正直、しんどいときもあり、この性格をやめたいです。どうすればこうした性格を直せるのか教えていただきたいです。

<茂木の回答>
他人の気持ちや評価を気にすること自体は、そこまで悪いことではないかもしれませんね。やはり、こういったことはバランスです。一切他人の気持ちや評価を気にしないというのも問題ですし、気にしすぎるとつらくなることもあると僕は思います。

他人の気持ちがわかったり、他人からの評価がわかるということと、自分がどう行動するかというのは別のことだと思うのですよ。よく、「空気を読む」と言いますけども、あれは「空気に合わせる」こととは別のものです。ですから、相手の考えや気持ちがわかったうえで、あえて自分の道を行くということも、僕はあっていいと思います。

実は、僕も周りの人と意見が会わないことはよくあります。そういうときも、「周りの人は何を考えているのか」がわかることは、実はいいことだったりすると思うのです。そのうえで、自分があえて何かをするということは、することの意味が自分のなかでわかる。

相手の顔色を伺ってしまうこと自体は、必ずしも悪いことではありません。ただ、相手の機嫌を損なわないようにするといった、幼い頃の経験から癖となってしまっていることならば、無理やり合わせる必要はないということです。逆に、相談者さんのように感受性が高い方というのは、むしろバランスとしては「我が道を行く」感じを掴むと、人生にとっていいと思いますよ。

また、他人の顔色を伺わないといけない関係は、自分にとって必要な人間関係なのかどうかも少し考えてみるのはいいかもしれません。本当の友達、自分に好意を持ってくれている人でしたら、別に顔色を伺わなくてもゆったりいられますよね。まずはご自身のことを大切にしてほしいですし、相談者さんを大切にしてくれるような人を探してお友達になっていただきたいなと思います。

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音声版「茂木健一郎のポジティブ脳教室」
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<番組情報>
番組名:茂木健一郎のポジティブ脳教室
配信日時:毎週土曜 22:30配信(予定)
パーソナリティ:茂木健一郎

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