演出家・茅野イサムとプロデューサー・中山晴喜による演劇ユニット悪童会議の第三回公演『見よ、飛行機の高く飛べるを』が、5月21日〜25日、こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて上演されることが決定。同時に出演者が発表された。
【写真】『見よ、飛行機の高く飛べるを』出演の七木奏音 旗揚げ公演『いとしの儚』(主演・佐藤流司)、第二回公演ミュージカル『夜曲』(立花裕大・糸川耀士郎・岡幸二郎、他)に続く悪童会議の第三回公演は、女優の活躍の場を新たに作りあげるという志のもと、芸術選奨文部大臣新人賞を受賞した、永井愛氏の名作『見よ、飛行機の高く飛べるを』を上演する。
出演者には、七木奏音、今村美歩、夏目愛海ら様々なジャンルで活躍する女優人に加え、ミュージカル「刀剣乱舞」で活躍する木原瑠生、唐橋充、猫のホテル主宰・千葉雅子、劇団ラッパ屋の俵木藤汰らベテランから新進気鋭まで多彩なキャスティングで贈る。
【ストーリー】
「原始、女性は太陽であった」
明治44年。平塚らいてうら女性のみによる雑誌「青鞜」が創刊される。
まだまだ社会的地位の低かった女性の生き方に、少しずつ新しい風が吹き始めていた時代。
愛知県の女子師範学校では、教員を目指す少女たちが勉学に励んでいた。
ある日、教師たちから「国宝君」と呼ばれるほどの優等生・光島延ぶ(七木奏音)は、下級生の杉坂初枝(今村美歩)と出会う。
初枝は、平塚らいてうや与謝野晶子といった”新しい女性“に憧れていた。
「女子にも無限の可能性があると言いてゃぁのです。飛ぶなんて、飛ぶなんてことが実現するんですもん。女子もまた、飛ばなくっちゃならんのです。」
初枝の言葉に激しく心を揺さぶられた延ぶは、初枝と共に仲間を集め、回覧雑誌「バード・ウィメン」の発行を計画する。
学校からの押し付けではなく、初めて自分たちの意思で動き始めた女生徒たち。
しかしある夜、事件が起きる。
明治時代末期の女子師範学校を舞台に描かれる、少女たちの友情、恋、夢。そして別れ。悪童会議が令和の時代に、鮮やかに描く。
■公演概要
悪童会議 第三回公演『見よ、飛行機の高く飛べるを』
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ 提携公演
会場:こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ
日程:5月21日(水)〜25日(日)
【作】永井愛 【演出】茅野イサム
【出演】
七木奏音、今村美歩
美花、夏目愛海、MIO、佐藤美輝、成田胡桃、松本むち
木原瑠生
千葉雅子、砂田桃子、ザンヨウコ、新原武、柳下大
唐橋充、俵木藤汰