1月15日、78歳で逝去したデヴィッド・リンチのドキュメンタリー映画『デヴィッド・リンチ:アートライフ』が、1月24日(金)よりアップリンク吉祥寺、1月31日(金)よりアップリンク京都にて追悼上映される。
映像作品のみならず、絵画、立体、写真、音楽など様々な方法で表現活動を続けてきたデヴィッド・リンチ。
自主制作映画『イレイザーヘッド』で有名となり、カルトの帝王とも呼ばれた。そんなデヴィッド・リンチは映画監督だけに留まらず、プロデューサー、ミュージシャン、俳優として、あらゆる分野で活躍し、この世に数多くの作品を遺した。
この度、デヴィッド・リンチを追悼して、その幼少期から『イレイザーヘッド』を撮るに至るまでをデヴィッド・リンチ自らが語りつくしたドキュメンタリー映画の追悼上映が決定。
本作ではプライベート映像と共に、幼少期の家族との思い出や、同居人であった「J・ガイルズ・バンド」のピーター・ウルフ、後に『ストレイト・ストーリー』『マルホランド・ドライブ』の美術監督を務めるジャック・フィスクとの出会い、そしてフィラデルフィアでの暮らしや妻ペギーの出産を経て、長編映画デビュー作『イレイザーヘッド』に至るまでを語る。
その言葉から、彼の作品には過去の恐怖や苦悶の記憶が大きく反映されていることが分かる。
デヴィッド・リンチは、「絵を描いたり何かするたびに、新しいアイデアが浮かんでくる。だが、しばしば過去がアイデアを生み出し、色付けをする。だから新しいアイデアであっても、過去が関わってくるんだ」と語っている。
デヴィッド・リンチ追悼上映『デヴィッド・リンチ:アートライフ』は1月24日(金)よりアップリンク吉祥寺にて、1月31日(金)よりアップリンク京都にて上映。
(シネマカフェ編集部)