「WEST.」の小瀧望主演ミュージカル「梨泰院クラス」の上演が決定した。
チョ・グァンジンの作品(韓国・カカオウェブトゥーン配信)を基に、世界初ミュージカル化が実現。主人公パク・セロイは、「ザ・ビューティフル・ゲーム」「DEATH TAKES A HOLIDAY」などミュージカル出演が続く小瀧が演じる。
今回、自身の髪をカットし、パク・セロイの特徴的なヘアスタイルを再現した小瀧は、梨泰院でビジュアル撮影を行った。多国籍な飲食店やクラブが立ち並ぶ夜の街の雑踏の中での撮影や、朝の街を一望しながらの撮影など、セロイが暮らす空気を感じながらミュージカル版の世界を表現。
また、原作者が経営する飲食店「クルバム」で原作者と初対面。徐々に打ち解けお互いへのリスペクトを感じられるなごやかな会話を楽しみ、舞台の成功を誓い固い握手を交わしたという。
ほかにも本作には、和希そら&sara(チョ・イソ役 Wキャスト)、梅澤美波/川口ゆりな(オ・スア役 Wキャスト)、新原泰佑(チャン・グンス役)、土井ケイト(マ・ヒョニ役)、吉田広大(チェ・スングォン役)、秋沢健太朗(チャン・グンウォン役)、浅野雅博(パク・ソンヨル役)、佐戸井けん太(チャン・デヒ役)の出演も決定している。
小瀧は「世界的作品ですので、最初にオファーをいただいた時は『こんな大役を僕に…冗談かな?』と思いましたが、正式にお話を伺って『僕で良ければ、ぜひやらせてください!』と引き受けさせていただきました」と当時をふり返り、「舞台という限られた空間の中で1シーン1シーンを丁寧に演じて、『もう1回観たい』と思っていただけるような作品を作っていきたいです」と意気込みを語っている。
チケット一般前売販売は、5月を予定している。
脚本は『銀河鉄道の父』ほか映像でも活躍する坂口理子、歌詞と構成は「ダーウィン・ヤング 悪の起源」のイ・ヒジュン、音楽はミュージカル「K-POP」でアジア系女性として初めてトニー賞オリジナル楽曲賞にノミネートされたヘレン・パーク、演出は読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した小山ゆうなが担う。
ストーリー
高校生のパク・セロイ(小瀧望)は、父(浅野雅博)の仕事の都合で引っ越した転入先で、クラスメイトのチャン・グンウォン(秋沢健太朗)が傍若無人にふるまいヒドイいじめを行っている様を見かける。校内の誰もが見て見ぬふりをするが、セロイは彼を許せずに思わず殴ってしまう。グンウォンは父の勤務先でもある国内最大手飲食チェーン「長家」の会長チャン・デヒ(佐戸井けん太)の長男で、揉めたセロイは転校僅か1日で退学、父も会社を辞めることに。
数日後、セロイは引っ越し初日に出会って以来気になっていた1日だけの同級生スア(梅澤美波/川口ゆりな)に道で偶然出会い、成り行きで自分の気持ちを打ち明けることになる。だが、そこに父が事故で亡くなったという衝撃的な知らせが入ってきた。グンウォンが乗ったバイクに轢かれたと分かり怒りを止められないセロイは、グンウォンに暴力を振るって刑務所へ収監されてしまう。
出所から7年後、働いて資金を貯めたセロイは梨泰院で飲食店を開いていた。父の復讐を誓うセロイは、彼に興味を持ち追いかけてきた天才でソシオパスなイソ(和希そら/sara)、セロイによって人生を救われたヒョニ(土井ケイト)とスングォン(吉田広大)、イソに想いを寄せるグンウォンの弟グンス(新原泰佑)ら仲間たちと共に、梨泰院の街で成功を目指して駆け上がっていく。
ミュージカル「梨泰院クラス」は6月、東京建物 Brillia Hallにて上演、7月ツアー公演予定。
(シネマカフェ編集部)