俳優の清野菜名が主演を務める月9ドラマ『119エマージェンシーコール』(毎週月曜 後9:00)の第2話が20日に放送された。
【別カット】『119エマージェンシーコール』で主演を務める清野菜名 同作は、消防局の通信指令センターを舞台に、一本の電話で命をつなぐ“最前線”に立つ、指令管制員(ディスパッチャー)たちの“現実(リアル)”を描く完全オリジナルストーリーのドラマ。
以下、ネタバレあり。
粕原雪(清野菜名)は指導期間を終了し、指導係であった兼下睦夫(瀬戸康史)から独り立ちすることに。しかし、同じ司令課で勤務する同僚であることに変わりはなく、その日も指令台につく雪を、兼下が副台でサポートしていた。すると、雪がある通報を受ける。
通報してきたのは金属加工工場「佐久山工業」の女性。そこで働く男性が、ある事故にあってしまったという内容の通報だった。雪は救急隊を向かわせるため事故現場の詳細を通報者に求めるが、なかなか要領を得ない。そんな様子を見かねた兼下は、要救護者への応急処置を優先するよう雪を促す。
その後、オフィスに戻った雪と兼下は、あることを巡って口論。そんな2人を見ていた与呉心之介(一ノ瀬颯)と箕輪健介(前原滉)は指導期間が終わってからの方が仲が悪くなったのではないかと評す。
新島紗良(見上愛)から救急隊の活動報告が上がっていると聞いた雪は、高千穂一葉(中村ゆり)と堂島信一(佐藤浩市)が仲良さそうに話しているところを目にする。その関係性をうらやましく思う雪に、高千穂はあるアドバイスを送る。雪は早速、そのアドバイスを実践し、仕事終わりの兼下に「佐久山工業」がどういった現場なのかを実際に見に行こうと提案し、2人で現場の状況を確かめるのだった。
その帰り道、2人は偶然兼下の息子に遭遇。そこで雪は兼下が司令課にいることを伝えるのだが、兼下はそのことを息子に黙っていて、息子は父が現場の隊員ではないことを知ると悔しそうな表情を浮かべてその場から立ち去ってしまうのだった。そして、兼下が消防隊員として活動していた際、現場でのある判断の結果、後輩に大けがを負わせてしまった負い目から、司令課に移ってきたという兼下の過去が明らかになった。
その後、いつものように業務をしていると、先日の「佐久山工業」から火災の通報が。消防隊が現場に到着し、消火活動を始めようとするも兼下が先日現場を訪れていた時、工場内に水に反応すると爆発を引き起こす危険な物質が保管されている可能性があることを思い出し、現場に干渉してはいけないという考えとの葛藤の末、現場の隊員にその確認作業を進めることを進言する。兼下の予想は的中し、現場には危険物質が保管されていて、兼下は結果的に多くの隊員の命を救うのだった。
この経験から兼下も指令管制員の仕事に誇りを持つようになり、その働きぶりを職場見学に来ていた息子が目にする。そして目が合った二人は笑顔を見せた。これまであまり感情を表に出してこなかった兼下の心の内が垣間見え、視聴者からは「クールな兼下さんが熱さを見せたところにグッと来ました」「兼下さんの色々な表情が見れて、感情が忙しかった」との反響が寄せられた。