69歳の元ALMS王者がデイトナで北米最高峰シリーズに復帰。「速いクルマをドライブすると血が騒ぐ」

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2025年01月21日 12:20  AUTOSPORT web

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インターユーロポル・コンペティションでコンビを組むジョン・フィールド(左)とトム・ディルマン(右)
 1月23〜26日にアメリカ・フロリダ州で開催される『デイトナ24時間レース』にLMP2チームのインターユーロポル・コンペティションから出場するジョン・フィールドは、IMSA最高峰レースに復帰できて嬉しいと喜んだ。

 ALMSアメリカン・ル・マン・シリーズ(現IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権)の元クラスチャンピオンである彼は、LMP2クラスという新しいステージで、スピードを取り戻している最中だ。

 インタースポーツ・レーシングの元オーナーで、現在69歳のフィールドがウェザーテック選手権の前身のひとつであるALMSのLMP675クラスで王座に輝いたのは2002年のこと。また、彼が最後にIMSA公認レースに出場したのは2011年であることから、今回の復帰は14年ぶりとなる。

 なお、オハイオ州出身のベテランドライバーは、数年前にラディカル・カップ・ノースアメリカでレースに復帰すると、昨季2024年はIMSAが主催するHSRプロトタイプ・チャレンジに参戦。リジェJS P320・ニッサンを駆り、シーズン開幕戦で優勝を飾った。

 そんなフィールドは今季、ポーランドのチームに合流しウェザーテック選手権の現LMP2チャンピオンであるトム・ディルマンとともにフルシーズン・キャンペーンを実行する。

「IMSAは素晴らしい」とフィールドはSportscar365に語った。「素晴らしいドライバーと素晴らしいクルマがある。速いクルマをドライブしていると血が騒ぐようだ」

「LMP2を学んできて、魅力的なクルマだと感じた。だから『挑戦してみよう』と言ったんだ」

 フィールドは、IMSAのフラッグシップ・シリーズに復帰することを決めたのは、昨年のロード・アメリカでのテスト中に知り合ったディルマンのおかげだと認めた。

「そこで10周ほど走った」とフィールド。「テストを通じてトム(・ディルマン)と知り合った。私がチームを追い求めたのは、彼のおかげだ」

「トムは本当に素晴らしい人で、速いドライバーだ。私たちはうまくやれると思う。彼は私をより良いドライバーにしてくれるだろう」

「我々はチームに恵まれている。だからこそクルマを安全に保ち、コース上にとどめて自分たちの仕事をやり遂げたい」

「私にとっては、チームのためになることがすべてだ。クルマをできるだけ前に出して、あとはトムやアントニオ(・フェリックス・ダ・コスタ)に仕事を任せるつもりだ」

「本当に素晴らしいチームメイトがいるので、とても楽しみだよ」

 以前は800馬力以上のローラLMP1カーをドライブしていたフィールドは、2024年に乗ったクローズドタイプのLMP3カーでの経験が、LMP2での新しい冒険の準備に役立ったと語った。

 今週末、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されるシーズン開幕戦で、ディルマン、ダ・コスタ、ビジョイ・ガーグと43号車オレカ07・ギブソンを共有する彼は、「ラディカルとLMP3の経験が助けになった」と認めた。

「基本的には同じことをしている。それまでのクルマとLMP2との違いは、後者(車)では使えるものが多いことだ。ダウンフォースとブレーキがずっと大きい。LMP1のようなクルマだ」

「クローズド・コクピットはLMP3で慣れた。今ではそれを楽しんでいるが、以前はそんなことはないと思っていた。結局のところ、これはレーシングカーなんだ」

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