松坂桃李主演『雪の花 ―ともに在りて―』よりメイキング写真と場面写真が解禁された。
小泉堯史監督が吉村昭の原作を映画化した本作は、江戸時代末期に多くの人命を奪った疱瘡(天然痘)と闘った町医者の実話を描く。主人公の福井藩の町医者・笠原良策を演じのは松坂桃李。良策を支える妻・千穂を芳根京子が演じる。
この度解禁されたのは、千穂が和太鼓を演奏する場面写真。緊張感ある雰囲気の中で鋭い眼差しを投げかける千穂の姿が捉えられており、その佇まいや衣装からは普段千穂が見せない一面が垣間見える。
和太鼓の演奏は初挑戦となる芳根だが、クランクインの約3か月前から練習に励んでいたという。「練習期間は、毎日プロテインを持ち歩いていました」と話すように、その当時は腕が一回り太くなったそう。周りにも「太鼓の作品をしていると思っていた」と、話しかけられるほど腕をパンパンにしながら練習に取り組んでいた。
芳根は、「監督が何度も練習を見に来てくださっていて、その姿を見たらこんなにメソメソしていられない」と監督の存在に奮い立たせられていたという。
そんな芳根の姿を隣で見ていた松坂は、「すごいですよね」と大絶賛。「(太鼓奏者の)役とかではないのに、そういうシーンがありますということで3ヵ月練習して、でもそれをやることによって人物の厚みが出る。その説得力はすごいありました」と芳根に対し尊敬の眼差しを見せた。
練習の成果は芳根のクランクアップの日に、滋賀県の奥石神社にて行われた撮影で披露され、「あの日はすごいやり切ったなっていう夜でした」とその出来に大満足の様子。
場面写真と併せてガッツポーズを見せる芳根のメイキング写真も解禁。カットがかかるまで3分以上、力強く太鼓をたたき続け全力を出し切った芳根の姿に、松坂含む現場のキャストも大きい拍手を送ったという。
『雪の花 ―ともに在りて―』は1月24日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)