ホンダの新型EVの開発現場に『ガイアの夜明け』が独占密着 『アシモ』で培った技術を生かす

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2025年01月21日 17:00  ORICON NEWS

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『ガイアの夜明け 「クルマ新世紀に挑む!〜ホンダの野望〜」』より (C)テレビ東京
 24日放送のテレビ東京系経済ドキュメンタリー『ガイアの夜明け』(毎週金曜 後10:00)では、「クルマ新世紀に挑む!〜ホンダの野望〜」と題し、ホンダの新型EVの開発現場に独占密着した。

【最新場面カット多数】ホンダの”中枢”へ潜入…貴重な開発現場カット

 テクノロジーの急速な進化や電動化の波、そして中国を中心とする新興企業の台頭で、2024年の世界販売台数では、アメリカのフォード・モーター、日本のホンダや日産も中国の電気自動車メーカーBYDに追い抜かれる見通し。新興メーカーの台頭に揺らぐ日本メーカー。逆風の中、ホンダは経営不振に陥った日産との経営統合を模索。2021年4月には「100%電動化」計画を発表、さらに翌年には異業種のソニーグループと新たな電気自動車メーカー「ソニー・ホンダモビリティ」の設立を仕掛けるなど独自の戦略を打ち出し続ける。「リスクは機会」「失われた30年を取り戻し日本企業が再び世界をリードする」そんな三部敏宏社長の思いを実現しようと奮闘する新型EVの開発現場に独占密着。日本メーカーがこれまでに培ってきた技術やサービスを磨き・進化させ、再び世界で勝負しようと挑む姿を描く。

 アメリカ・ラスベガスで開かれた最新技術の見本市「CES」。中国メーカーが存在感を高める電気自動車の分野で、ホンダは新ブランド「0シリーズ」から2つの車両を発表。あの二足歩行ロボット『アシモ』を全く新しい形で復活させたことで注目を集めた。クルマの知能=基本ソフトウエアを『アシモOS』と名付け、これまで培った『アシモ』の技術を生かすと宣言したのだ。さらに、ソニーとタッグを組んだソニー・ホンダモビリティは25年にアメリカ市場で受注を開始する電気自動車『AFEELA 1』を披露。量産車に限りなく近いコンセプトカーの最終形は世界のメディアにどう映ったのか。日本メーカーが再び世界をリードすることはできるのか。試金石となるCESの舞台裏を取材した。

 この「0シリーズ」の開発の中心を担ったのは、デザインの最高責任者、南俊叙氏(みなみ・としのぶ)。ホンダのデザインに惚れ込み美大を卒業後、1990年に入社。ホンダの主力車種『フィット』のデザインなどを任されてきた。「0シリーズ」の開発は「デザインが主導してほしい」。第二の創業、「100%電動化」を宣言している三部社長から社運を賭けたプロジェクトを託された南氏。ゼロから始める新たな挑戦に挑んでいた。

 一方、『アシモ』の復活で「CES」を沸かせた車両の開発部門。真冬の北海道のテストコースにモーターやバッテリーを積んだ「0シリーズ」の開発車両を持ち込んでいた。『アシモ』で培った制御技術を確認するためだ。開発責任者は秋和利祐氏(あきわ・としひろ)。車の走りの性能や安全性、電費、さらにはソフトウエアを使った車内のエンタメから、運転支援機能まで全てを統括。「0シリーズ」を進化させるため奔走する。その開発現場に密着すると、これまでホンダが自動車メーカーとして培ってきた技術力をフル活用した新しいモビリティの姿が見えてきた。南氏と秋和氏という2人の技術者が手がけた「0シリーズ」を、三部社長はどう評価するのか。

 さらに「ソニー」と「ホンダ」。日本を代表する世界的ブランドの名を冠した電気自動車メーカー、ソニー・ホンダモビリティ。その本社施設に番組のカメラが入った。都内のビルの一角で行われていたのは、全く新しい車づくり。ソニーでスマホを開発していた技術者やホンダの車両開発者たち。異業種の技術者が作り上げる車の新しい価値とは。

 そして、今年から受注を開始するその販売方法もこれまでにないもの。日本の自動車メーカーがこれまでやってこなかったオンラインでメーカーが直販するというスタイルだ。アメリカに乗り込んだ山口周吾副社長は、ソニーではヒット商品、カメラのαシリーズを立ち上げるなど新ビジネスを開拓してきた。「アメリカで電化製品を売ったことはあるが、車を売るのは初めてだ」という山口副社長が、ソニーの強みを生かしながら『AFEELA』の販売開始に向け奔走する姿を追う。

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