「仲間が傷ついてる」宮司愛海アナの涙すら“台本”を疑われる、フジテレビ不信を招いた“空白の1年半”

0

2025年01月21日 18:00  週刊女性PRIME

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

週刊女性PRIME

フジテレビ・宮司愛海アナ

 1月17日に“前倒し”で行われた定例会見で、中居正広が起こした女性トラブルへの局員の関与について「事実はない」とあらためて否定。また女性アナウンサーの“上納”疑惑についても、「全くない、と私は思って信じてる」と答えたフジテレビ・港浩一社長。

 一方で約100分間にわたる質疑応答の中で、「お答えできない」「回答を差し控える」などの“回答拒否”を約50回も繰り返したことで、騒動の真相が見えてこない、なんとも疑問を残す社長会見になってしまった。

 2024年末に『女性セブン』が報じた、中居との間に深刻トラブルを抱えた芸能関係者・Xさんの他にも、1月15日に《私もAさんに“献上”されました》と、フジテレビ編成部長・A氏が開いた飲み会で“被害”を受けたという女性アナの告白を『文春オンライン』が掲載。

 また続報で明かされたのは、そもそも「港社長も女性アナ接待の常習者」とする、フジテレビに根付くとされる“上納文化”の実態。そんな自社の“醜聞”に黙っていられなかったのが、同局の番組を受け持つ現役アナウンサーたち。

 港社長の会見が行われる最中にスタートした、『Live News イット!』メインキャスターを務める宮司愛海アナは、解決のために「第三者の目を入れて調べてもらう」と進言したのちに、

「仲間が傷ついている」「苦しんでいる」

「一連の報道をめぐって、意図しない目を向けられて傷ついている仲間が多くいます。とてもつらくて、自分たちで説明もできないといった、とてももどかしい状況に置かれています」

 自身も含めたアナウンサーや局員に関する憶測、またSNSには批判や誹謗中傷が寄せられているのだろうか、声を震わせながら生放送で現状を明かした。

 また1月19日放送の『Mr.サンデー』でも、藤本万梨乃アナが「中居さんにはお会いしたことがない」と断った上で、

「今、根拠のない憶測に晒されて、否定する場もなく、苦しい思いをしている仲間もいます」

 とコメント。受け取る形でMCの宮根誠司が、厳しい目線による調査結果を踏まえて「信頼回復への第一歩が始まる」と、フジテレビ“再生”の道を示した。

 さらに20日の『めざまし8』でも、MCの谷原章介から意見を求められた酒主義久アナは、宮司アナと同様に「本当にもどかしいというのが一番」と前置きして、

「13年働いてきて1度も辞めたいって思ったことないですし、大好きな会社で先輩も後輩も含めて、大好きな仲間がいろいろ苦しんでいる姿っていうのを……見てきたので。好きな会社をもっとよくするためにも、調査であったりとか、説明も今後しっかりしてほしいなっていうのが今の思いです」

 こちらでも「仲間が苦しんでいる」と局員が置かれている状況を、涙ながらに吐露するのだった。

アナの涙の訴えに「台本通り」疑いの目

 “被害者の仲間”でもあるアナウンサーたちの勇気ある言葉に、SNSでは称賛の声が集まる一方で、番組で流した涙に穿った見方もなされている。スポーツ紙・芸能デスクの話ーー。

3人が示し合わせたかのように口を揃えて“仲間が…”と訴えたことで、“言わされてる感”“原稿があるんだろうな”“台本通りか”などと疑いの目も向けられています。

 報道をまとめると、X子さんは上司らに“被害”を相談していたといいますし、港社長もトラブルを“2023年6月時点で把握していた”と会見で述べています。ならばなぜ、中居さんへの聞き取り調査もせずにトラブルを放っておいたのか。

 フジテレビに不信感を募らせた視聴者にしてみれば、今になって“仲間がーー”との御涙頂戴を公共の電波に乗せられても、じゃあ“空白の1年半”の間に一番傷ついていた仲間は?と冷めた目で見てしまいますよ」

 これ以上、視聴者やスポンサーの信用を損ねないためにも、まずは港社長もろとも、第三者委員会による公正な調査を受けるべきだろう。

    ニュース設定