マーケティングアナリストで芝浦工大教授の原田曜平氏(47)が21日、自身のX(旧ツイッター)を更新。タレント中居正広(52)の女性トラブルをめぐるフジテレビの対応に私見を述べた。
フジテレビは17日に行った定例会見で、一部で報道されていた中居の女性トラブルへの同局社員の関与を一貫して否定したが、内情の核心に迫るような質問には回答を伏せた。問題の真実は依然としてぼやけたままで、スポンサー離れが加速している。
原田氏は「どうしてフジテレビは初動で社員が関与していないと言っちゃったんだろう?その後前言撤回し調査するなら、調べもしないで嘘を発表する会社ってことで、最も不信を買いスポンサー撤退の連鎖も起こるべくして起こっている」と同局の対応に疑問を呈し、「こうなると過去のテラハの木村花さんの調査等の信憑性も怪しく感じてしまう」とした。2020年に同局系恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演したプロレスラー木村花さんがSNS上で誹謗(ひぼう)中傷を受けた後に自ら命を絶った問題にも疑いの目を向けた。
続くポストで「組織的かどうかは別として、テレビ局員や広告会社社員が女子アナを誘ってタレントと飲み会をするなんて昔からいくらでもあったのは周知の事実だから、調査もせずに『社員が関与してない』と発表したのは軽率。ここまでくると嘘偽りなく調査結果を全て正直に公表するとともに、社長を外部から招き、役員全取っ替え(日枝氏含む)くらいの大変革をしないと株主もスポンサーも納得しないだろう」と指摘。「よくある大企業のトカゲの尻尾切りをしなかった点だけは百歩譲って評価できるが(あまりにトカゲが多くて切れなかった?)、一部の社員を守り、一部の社員を切り捨てる行為も不誠実」と批判した。
木村花さんをめぐっては、母で元女子プロレスラーの響子さんが22年、フジテレビと番組制作会社に対し損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。昨年11月18日には自身のXで、裁判の進捗について報告。「クローズドの裁判のため、詳細は言えず」と前置きした上で、「被告側(フジテレビ、イースト)が はなの苦しみ、人権と 自死遺族となってしまった私たちの苦しみを理解しようともしない姿勢に 裁判の中で繰り返しはなの尊厳が踏み躙られることが辛い」と思いをつづっていた。
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