北米を代表する4×4の老舗ブランド、ジープの旗艦に君臨する本格オフローダー『Wrangler(ラングラー)』のなかでも、さらなる悪路走破性を備えた“Rubicon(ルビコン)”グレードをベースに、同車初となるグレーの限定色アンヴィルクリアコートを採用した限定車『Jeep Wrangler Unlimited Rubicon Anvil(ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン・アンヴィル)』が登場。1月16日より発売が開始されている。
現代的な装備とインテリアを備え、後期モデルでは2リッター直列4気筒の直噴ターボに統一されるなど、すでに熟成の域を迎えつつある“JK”型に、オフローダーの真髄を体現する無骨な力強さを呼び覚ますミリタリーテイスト満載の限定モデルが設定された。
そのルビコンは、ご存じのとおりシビアな状況下で圧倒的なトラクション性能を発揮するロックトラックフルタイム4×4システムや、フロントサスペンションのストローク量を任意に拡大できる電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステムを装備。泥濘地で高いグリップ力を発揮するマッドテレインタイヤなどを備えた本格派となっており、セレクスピード・コントロールなどとの組み合わせで、道なき道を走破する比類なき悪路走破性を誇る。
さらに従来のセミフロート構造と比べて強固で堅牢な構造としたフル・フロート・リヤアクスルを搭載。この北米ダナ社製アクスルは、アクスルシャフトから分離したホイールハブ・アッセンブリで構成され、ベアリングを介してホイールハブをサポートする。これにより車両重量はアクスルチューブが受け持ち、アクスルシャフトは駆動するトルクのみを負担。この強固で堅牢なフルフロート構造の採用により、最大牽引能力を向上させている。
さらにオートレベリング機能付きのLEDヘッドライトや、ブラックフロントグリル、フリーダムトップの3ピースモジュラーハードトップやロックレールなど、最高峰グレードに相応しい装いに仕立てられる。
またインテリアでは、12.3インチタッチパネルモニターを採用する“Uconnect(ユーコネクト)”を軸に、モパー製ハードトップヘッドライナーなどを装備。フロントシートヒーター付きのナッパレザーシートには“Rubicon”の刺繍も入れられる。
安全運転をサポートする運転支援機能でも、アダプティブクルーズコントロールやパークセンス・フロント・リヤパークアシスト、パークビュー・リヤバックアップカメラなどを標準装備。限定導入100台となり、価格は889万円(税込)となっている。
公式サイト:https://www.jeep-japan.com/special_models/wrangler_rubicon_anvil.html