採用DXサービスを提供するZENKIGEN(東京都港区)は、AIを用いて面接動画を解析しハラスメント行為を検知する「harutaka セーフティ」の提供を開始した。就職活動におけるハラスメント(リクルートハラスメント)行為を防ぎ、企業と応募者が相互に信頼できる採用環境を整えることを目的としている。
harutaka セーフティは、面接動画をAIで解析し、ハラスメント行為を検知して即時通知するAIシステムだ。面接動画をAIが解析し、不適切な質問や圧力行為、差別的発言を自動で検知するという。
本サービスは、ZENKIGENが保有する約1000万件の動画データをもとに、深層学習などの技術と採用領域の専門的知見を活用し独自に構築した。このAIモデルを活用し、発話内容などの「言語情報」と、表情や体の動きなどの「非言語情報」を定量化することで、解析を可能とした。さらに、生成系AIを活用することで、応募者や面接担当者の「発言文脈」を踏まえて、解析・分析が行えるようにした。
「ハラスメントリスク診断機能」として、面接動画データから、面接担当者の行動や発言をAIが解析し、リスクのある言動をフィードバックできる。人事担当者は応募者の面接体験向上への配慮が十分に行われているかを確認でき、面接担当者も自身の改善点を把握できるため、企業のリスク管理対策だけでなく、より公正な採用環境を整えることを可能にするという。
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プライバシー保護の観点から、動画データは適切に保管され、解析にあたっては個人情報の保護を最優先とする。データは必要に応じて匿名化され、応募者と企業の双方にとって安心できる利用環境を整えたという。
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