9月に鈴鹿1000kmを控えるIGTC、第1戦バサースト12時間のエントリーリスト発表。ロッシも出場へ

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2025年01月22日 15:00  AUTOSPORT web

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バサースト12時間レースが行われるマウント・パノラマ・サーキット
 2025年のIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジのシーズン開幕戦となる、『マグアイワーズ・バサースト12時間レース』のエントリーリストが発表された。全23台のマシンが名を連ねている。

 今季のIGTCは日本の鈴鹿ラウンドが復活。オーストラリアのバサーストを皮切りに、ニュルブルクリンク24時間(ドイツ)、スパ・フランコルシャン24時間(ベルギー)、鈴鹿1000km、そしてインディアナポリス8時間(アメリカ)という全5イベントで争われる。

 マウント・パノラマ・サーキットでのバサースト12時間は2月2日に行われるが、シリーズを統括するSROステファン・ラテル・オーガニゼーションは1月22日、この第1戦のエントリーリストを発表した。

 このリストでは、昨年のバサーストと比較して7台が減少し、2022年以降では最小のフィールドとなっている。ただし、GT3車両の数は 2024年の同イベントと同じ19台であり、これにGT4車両が3台、招待車両1台が加わる。

 19台のGT3車両は、プロクラスで総合優勝を目指す9台、プロ/アマとシルバー・カップにそれぞれ3台、ブロンズ・カップに4台という具合に分かれている。

 合計9つの異なるマニュファクチャラーが参加しており、メルセデスAMGが圧倒的に多く、合計9台。アウディが3台で続き、BMW、フェラーリ、ポルシェ、マクラーレンがそれぞれ2台、ランボルギーニ、アストンマーティン、KTMがそれぞれ1台ずつ参戦する。KTMは唯一の招待エントリーで、バンテージ・レーシングのクロスボウGT2を擁している。

 とりわけプロクラスには、各マニュファクチャラーのエース級ドライバーも多く含まれており、ポルシェではアレッシオ・ピカリエッロやマット・キャンベル、メルセデスAMGではマーロ・エンゲル、ジュール・グーノンや新加入のマキシム・マルタン、フェラーリではダニエル・セラらが名を連ねている。

 BMWはチームWRTを通じて2台のBMW M4 GT3を投入し、アウグスト・ファーフス、ケルビンとシェルドンのファン・デル・リンデ兄弟、ラファエレ・マルチェッロらに加え、WEC世界耐久選手権への継続参戦も決まっている元2輪世界王者のバレンティーノ・ロッシが3度目の出場を果たす。

 バサースト12時間イベントディレクターのシェーン・ルジスは次のように語っている。

「世界的に過密なカレンダーの中、昨年と同じ数のGT3エントリーを維持しながら、ふたつのメーカーを復活させ、フィールドの多様性を広げることができた」

「フィールドの深さと才能は抜群で、また素晴らしいレースになることは間違いない。レースへの関心は高く、キャンプ場の収容人数は過去最高となり、グランドスタンドは完売、チケット販売も順調に進んでいる。関係者全員にとって非常にうれしいことだ」

「我々は、バサースト地域評議会のパートナーや(タイトルスポンサーである)マグアイワーズのチームと緊密に協力し、これまでで最高のバサースト12時間レースにしたいと考えている」

「来週、オーストラリア国際エンデューロの新たな章が始まる。世界中の目がバサーストのマウント・ パノラマに注がれるだろう」

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