関西テレビ(カンテレ)の大多亮社長は22日、大阪市北区の同局で、定例会見を行った。
【写真】頭を抱える姿も…中居正広問題で謝罪したカンテレ・大多亮社長 大多氏はフジテレビと中居正広の一連の問題について言及。元フジテレビ専務取締役として謝罪した。カンテレの番組などの取り組みについて説明後、司会者が「タレントの中居正広さんをめぐる事案を受け付けようと思います」と切り出した。
大多氏は、自身がフジテレビ在籍時の事案だとし、「基本的にこの件については、関西テレビは一切関係しておりません。視聴者・関係者の皆様、取引していただいている方々、関西テレビの社員・スタッフ、多くの皆さまにご迷惑をおかけしたことは本当に心からお詫びしたいと思っています」と述べた。
中居については昨年末に一部週刊誌が、女性とのトラブルがあり高額な示談金で解決していたことを報道。フジテレビで編成担当の専務取締役だった大多氏も同問題について、報告を受けていたと名前があがっていた。
今回の問題について、中居は公式サイトで声明を発表。トラブルや、示談が成立したことは事実だと報告した。フジテレビは社員の関与を否定している。
フジテレビ港浩一社長は1月17日、定例記者会見を前倒して開催。騒動の謝罪とともに、この問題に関して、調査委員会を設置する意向を示した。記者クラブ加盟社だけに限定し、映像の撮影も認めなかったことが問題視され、批判を浴びた。さらに、スポンサー企業がCMを見合わせる動きも広がっている。
カンテレは関西放送記者会加盟社に加えて、非加盟社やウェブ媒体や週刊誌の参加も認め、動画の撮影も制限しないとした。ただ、ライブ配信をNGとし、関係者のプライバシーへの配慮を呼び掛けた。時間制限を設けず、質問内容も自由とした記者会見の場で、大多氏の発言に注目が集まっていた。