A24製作×主演ニコール・キッドマンのタッグで、第81回ヴェネチア国際映画祭にて最優秀女優賞を獲得、第97回アカデミー賞最有力と注目を集める映画『ベイビーガール』から、「役者として、人として、すべてをさらけ出した」と明かすニコール・キッドマンの新場面写真が解禁となった。
愛する夫と子ども、そしてキャリアと名声を手にしたCEOが、年下のインターンによって秘めた欲望をかぎ分けられ、力関係が逆転、深みにはまっていく様を、行先不明のスリリングな展開と大胆な官能で描く本作。
監督は俳優としても活躍し、ニコール・キッドマンにあて書きした脚本でその稀有なる才能を開花させたハリナ・ラインがつとめた。
昨年12月25日(現地時間)に北米2,115館にて公開された本作は、初週7位の実績ながら2週目も7位をキープする好調な滑り出しとなっており、批評家や記者たちからは絶賛の嵐。
ニコール・キッドマンといえば、鬼才スタンリー・キューブリックの遺作であり、当時実際に夫婦だったトム・クルーズとの共演でも話題になった『アイズ ワイド シャット』(99)や、アカデミー賞主演女優賞に初めてノミネートされた『ムーラン・ルージュ』(01)、アカデミー賞主演女優賞を受賞した『めぐりあう時間たち』(02)などで人気を博し、ハリウッドを代表する女優に。
ゴールデングローブ賞では主演女優賞を5度受賞、ベルリン国際映画祭やヴェネチア国際映画祭でも最優秀女優賞を受賞するなど、いまなお、世界中でその評価を高め続けている。
また、現地時間1月3日に開幕したパームスプリングス国際映画祭では、初日に行われた授賞式で、ニコール・キッドマンがインターナショナルスター賞を受賞。
受賞スピーチでは、昨年亡くなった母親にも触れ、「私はまだ母の死を悼んでいる。だからこの賞を母に捧げたい」と語り、「私のキャリアはすべて父と母のためのものだった。2人とももうここにはいないけれど、私はこれからも創作活動を続け世界に貢献したい。なぜなら私は自分のやっていることを愛し、みなさんを愛しているから。映画界の一員になれたことにとても感謝している」と亡き母への想い、そして自身の今後の俳優活動への意欲も語っていた。
また、「役者として、人として、すべてをさらけ出した」と自身が全身全霊で挑んだことを告白する本作では、海外でのプロモーションにも精力的に参加、「British GQ magazine」「W magazine」「MadameFigaro France」「The Observer UK」など、世界中の雑誌で表紙を飾っている。
今回解禁された場面写真(計2点)は、そんなニコール・キッドマン演じる主人公ロミーが大胆なドレス姿で、劇場の客席に座っている1枚と、鏡に向かって自身を見つめる姿を捉えた1枚。
舞台演出家の夫・ジェイコブの舞台を神妙な表情で見つめる彼女。そして、CEOとして大成功を収め、家庭を持ち、全てを手に入れた自らを鏡の前で見つめる彼女。
この先、ロミーが年下のインターンと繰り広げる駆け引きの行方、スリリングな展開、危険なパワーゲームに待ち受ける衝撃のクライマックスを期待させるものとなっている。
『ベイビーガール』は3月28日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)