この先のポイントは、「春の暖かさ一転、寒中の寒さに逆戻り」です。24日(金)までは最高気温が3月並みの所が多く、春のような暖かさが続きますが、25日(土)から寒中らしい寒さが戻ります。来週27日(月)〜28日(火)は全国的に荒天のおそれ。その後は西日本から強烈な寒波が襲来。激しい寒暖差と雪にも注意が必要です。
●春のような暖かさは24日(金)まで
今週は、全国的に春のような暖かさが続いています。今日22日(水)15時までの最高気温は、札幌5.1℃(平年マイナス0.6℃)、仙台9.0℃(平年5.4℃)、金沢10.1℃(平年6.7℃)、東京都心13.4℃(平年9.5℃)、名古屋13.5℃(平年9.1℃)、高知15.0℃(平年11.9℃)、福岡13.7℃(平年9.9℃)、那覇21.4℃(平年19.5℃)など、3月上旬〜中旬並みの所が多くなりました。東京都心は、3日連続で13℃以上となりました。
ただ、最高気温が3月並みの春のような暖かさは24日(金)までとなりそうです。
●今週末25日(土)に寒気が南下 寒中の寒さに逆戻り
今週末25日(土)から、再び寒中らしい寒さが戻るでしょう。西高東低の冬型の気圧配置となり、上空1500メートル付近でマイナス6℃以下と、降れば雪となる目安の寒気が西日本や東日本に流れ込む見込みです。
北日本の日本海側や北陸では、所々で雪や雨が強まる見込みです。関東〜九州は晴れますが冷たい北風が吹き冬の寒さが戻るでしょう。東京都心の最高気温は10℃に届くかどうかで、寒中らしい寒さとなりそうです。
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●来週27日(月)〜28日(火)は荒天のち強烈な寒波襲来か
来週は荒天でスタートとなりそうです。27日(月)〜28日(火)は、2つの前線を伴った低気圧が本州を挟むように日本海と本州の南岸を東進、いわゆる広い範囲に荒天をもたらす「二つ玉低気圧」です。全国的に雨が降り、内陸では雪となるでしょう。風も強まり荒れた天気となりそうです。この雨のあと、西日本から強烈な寒波が襲来する予想です。
●九州など西日本ほど気温差大 今週「春」→来週「真冬」
28日(火)は、西日本では日本海側だけでなく九州や四国など太平洋側でも雪雲が流れ込むおそれがあります。気温がグッと下がり、福岡の最高気温は7℃と厳しい寒さとなるでしょう。
春の暖かさから一転、来週は真冬の厳しい寒さに逆戻りとなるため寒暖差に要注意です。また、今週の暖かさで積雪の多い所では、いったん融けた雪に、再び新たな雪が積もり雪崩や落雪が発生しやすくなるため注意が必要です。
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