フジテレビの会見をめぐり、大株主からまた、批判の声が上がりました。
ダルトンの書簡
「フジ・メディア・ホールディングスには、深刻なコーポレートガバナンスの欠陥があります」
強い言葉で批判したのは、フジ・メディア・ホールディングスの株式を7%以上保有する「ダルトン・インベストメンツ」。先週に続き、フジ側に2度目の書簡を送りました。
書簡では、「フジテレビが日弁連のガイドラインに基づかない第三者委員会を発足させようとしたことは、意図的な真相隠蔽」だと指摘。さらに…
ダルトンの書簡
「何故限られたメディアしか参加させなかったのか」「なぜ港社長は質問のほとんどに答えなかったのかという疑問が残りました」
|
|
フジテレビなどに対し、記者会見を今週中にもカメラをいれてオープン形式で開くよう迫りました。
関係者によりますと、フジ・メディア・ホールディングスはあす、臨時の取締役会を開き、第三者委員会の設置を検討しているということですが…
フジ・メディアHD 嘉納修治 会長(午前9時ごろ)
「ちょっと今は申し上げられないので、発表しなくてはいけないことがあれば、リリースするなりします」
フジのトップはけさ、「申し上げられない」とし、明言を避けました。
現段階で少なくとも75のスポンサー企業が、フジテレビでのCM放映を見合わせるなど影響は拡大。フジテレビの経営陣は取材に対し、「広告収入が一番重要な収入源。そこがやめられるということは我々の根幹にかかわる」とし、深刻な状況だとの認識を示しています。
|
|
取締役会の後、あす午後5時半から、港社長はフジテレビの社員向けに緊急の説明会を行う予定です。
こうしたなか、フジテレビはさきほど「だれかtoなかい」の放送を終了すると正式に発表。テレビ朝日もきょう、「中居正広の土曜日な会」の打ち切りを決定。中居さんが出演するすべての番組が終了することになりました。