「いつ中居氏の番組を終わらせるのか、いつも頭にあった」関西テレビ大多亮社長／一問一答

関西テレビ（カンテレ）の大多亮社長（66）が22日、大阪市内の同局で新年社長会見を開催した。

タレント中居正広（52）の女性トラブルについて言及した。

会見での主な一問一答は次の通り。

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大多　まず、関西テレビの視聴者、関係者、社員にご心配をかけたことを心からおわびしたい。女性アナウンサーを伴う食事会などについて、早々に社内調査をしたい。

−CMなど関西テレビへの影響は？

大多　三十数社のCM差し替え、提供のテロップはずしなど（ネット、ローカル、スポット合計）。憂慮すべき事態です。

−この事案発生時、フジテレビ専務として、どう受け止めていたか？

大多　女性のケア、プライバシー保護を最優先に考えた。報告を聞いた時は、ある種の衝撃でもあった。女性は「大ごとにしたくない」「仕事を続けたい」と要望していた。

−フジテレビ社員の関与は耳に入っていたか？　それとも2人だけのトラブルなのか？

大多　（社員が）間に入っているとは聞いていなかった。中居氏と女性の間に起きた事案だと聞いていた。

−2人が（自発的に）やったことなのか？

大多　そうなります。

−女性アナウンサーや女性社員が参加してのタレント、芸能プロとの会食は普通にあったのか？

大多　それ自体が悪いとは思わないし、私も出たことがある。「性の上納」などとは性質が違う。（「性の上納」は）テレビ局でなくても、あってはならないことだ。

−この事案が大多社長の耳に入った後も、中居の番組はそのまま放送されていた。

大多　番組を漫然と続ける気持ちはなかった。最初から女性のプライバシーを守るのが1丁目1番地だった。いつ中居氏の番組を終わらせるのか、いつも頭にあった。タイミングを計っていた。

−中居への忖度（そんたく）はなかったのか？

大多　わたしにはなかった。

−女性から話を直接聞いたのか？

大多　直接は聞いていない。人を介して情報を聞いた。

−松本人志が中居との番組から下りた際、番組をやめられなかったのか？

大多　タイミングはあっただろうと思うが、彼女のことを考えてソフトランディングしたかった。