WRCの2025年シーズンがスタート。伝統のラリー・モンテカルロ、シェイクダウンはタナクがトップ

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2025年01月23日 06:00  AUTOSPORT web

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オット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1) 2025年WRC第1戦ラリー・モンテカルロ
 1月22日、2025年WRC世界ラリー選手権の第1戦『ラリー・モンテカルロ』のシェイクダウンが行われ、ヒョンデ・シェル・モービスWRTのオット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヒョンデi20 Nラリー1)がトップタイムをマークした。TOYOTA GAZOO Racing WRTのレギュラードライバーである勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は7番手タイムを記録している。

 2025年WRCの戦いが、今年もモナコで幕を開けた。日本も含む全14ラウンドで争われる今季は、ハイブリッドシステムの廃止や供給タイヤがハンコックに変わるなど、新要素へのスムーズな適応が求められるシーズンだ。

 こうした2025年シーズンも、ラリー1マシンで争われる最高峰RC1クラスには、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)、ヒョンデ・シェル・モービスWRT、Mスポーツ・フォードWRTの3チームがエントリーし、迎えた開幕戦ラリー・モンテカルロには10台が集結した。

 22日16時にスタートしたラリー・モンテカルロのシェイクダウン走行は、気温7度のウエット状態で行われた。ところどころ水たまりも残るターマック(舗装路)を舞台に、2024年王者ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)から順にアタックへ向かう。

 コース全域の路肩では多くの観客が見守るなか、最初のタイム計測でヒョンデのタナクがトップタイムをマーク。そこにTGR-WRTのカッレ・ロバンペラとエルフィン・エバンス(ともにトヨタGRヤリス・ラリー1)が続く1試走目となった。


 以降各クルーは、チームへのフィードバックとセッティングの変更を繰り返しながら2度目、3度目の試走を行い、各車のタイムは徐々に短縮。

 しかし、セッション後半はほぼ夜間走行レベルで暗くなったこともあってか大幅なタイム更新はなく、最終的なベストタイムは1試走目のタナクとなり、2番手も変わらずロバンペラ、3番手にはタイムを更新したセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が続く結果となった。

 今回のシェイクダウン区間では、雪や凍結した路面はほとんど見られなかったが、今年のラリー・モンテカルロは例年よりも荒れた路面コンディションが確認されている。明日以降の本格的なラリーでは、スノーやアイス路面への各クルーの対処も見どころのひとつとなるはずだ。

 本格的な走行が始まるデイ1は、SS1からSS3までの全3本を予定。スペシャルステージの総走行距離は54.16km、リエゾン(公道区間)も含めた総距離は374.62kmだ。

このニュースに関するつぶやき

  • 雨で、走れば走るほど路面に泥が出てコンディションが悪化するシェイクダウンでしたね。意外とパヤリが遅い。一回目は鹿が横切ったのでタイム悪いのかと思ってましたが、伸びなかった。
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