【動画】入笠山、日和田山、富士山も!『てっぺんの向こうにあなたがいる』メイキング
“女性だけで海外遠征を”を合言葉に女子登攀クラブを設立し、1975年にエベレスト日本女子登山隊の副隊長兼登攀隊長として、 世界最高峰のエベレスト(ネパール名サガルマータ、 中国名チョモランマ)の女性世界初登頂に成功した田部井淳子。その後も飽くなき挑戦は続き、生涯で76ヵ国の最高峰・最高地点の登頂に成功。本作は、そんな日本を代表する偉大な女性登山家・田部井淳子の実話をもとに、エベレスト女性初登頂から、晩年の闘病、余命宣告を受けながらも亡くなる直前まで山に登り続けたその勇壮な生涯を壮大なスケールで描く。
主人公・多部純子役を演じるのは吉永小百合。監督は吉永と『北のカナリアたち』以来13年ぶりの再タッグとなる阪本順治。田部井淳子の世界初女性エベレスト登頂という偉業から50周年となる2025年秋に公開を予定している。
追加キャストとして、多部純子と共に山に登り、献身的に寄り添う夫・多部正明を演じるのは、吉永と2018年公開『北の桜守』以来7年ぶりの共演となる佐藤浩市。多部純子の山仲間で親友の編集者・北山悦子に、2019年公開『最高の人生の見つけ方』で最高の相棒を演じて以来、吉永と絶大な信頼関係を築いている天海祐希。
クランクアップを迎えた佐藤は「ここ一番という時には映画の神様が雲海を晴らしてくれました」と登山シーンに挑んだ富士山でのロケを振り返り、6年ぶりに吉永の盟友を演じた天海は「吉永さんが両手を広げて受け止めてくださる方なので、私は本当に好きにやらせていただきました。こんなに慕う役でご一緒させていただけて嬉しかったです」と再共演の喜びを語った。
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映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』は、今秋公開。
※コメント抜粋は以下の通り。
<佐藤浩市・天海祐希・吉永小百合からのコメント抜粋>
■佐藤浩市 (多部純子の夫・多部正明役)
田部井淳子さんと政伸さんのリアルな関係性とは違うかもしれないけど、自分を隣に置きながら、淳子さんの大きさみたいなものをどうやったら一番愛せるか、その想いが観る方々に伝えられるか、というのを考えることがリアルの政伸さんと近い部分であったのかなと思います。
また、まさか自分がこの世界に入るときに吉永小百合さんのお相手(夫役)をするなんてことは考えてもいませんでした。お話を頂いたときは、夫婦として自然に見てもらえるだろうか、伝わってくれるだろうかと感じましたが、撮影を終えた今、先入観がない方でしたら本当に自然に観ていただけるような、そういう夫婦にはなれたかなという気がするので、本当に吉永さんに感謝です。
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■天海祐希 (多部純子の山仲間で親友・北山悦子役)
(実在の田部井さんと北村さんをモデルとした)2人にしか分からない心が通じ合っているもの。他の、ご主人とは違う、お子さんとは違う、そして仲間たちともまたちょっと違う、純子さんと悦子さんにしかなかったような何かがあったんじゃないかな。ちょっとそんなものも滲み出るといいなと思いました。吉永さんが両手を広げて全て受け止めてくださる方なので、私はもう本当に好きにやらせて頂きました。
悦子さんが純子さんを慕っていた気持ちの形っていうのかな? それはなにか、私が小百合さんを想う気持ちの形にとても似ている気がして…ちょっとなんか分かるかな、なんて。でもやっぱり極限の場所に行って極限の経験をして生死をも分け合うような経験を実際にされている2人ですから、そこまでは深く理解出来なかったかな、とは思いますけど。でもかっこいい、軽く言えない女の友情という感じでした。
なにより阪本監督とお仕事させて頂ける、小百合さんとご一緒させて頂ける事というのはとても有難いことですから。幸せなことですし、声かけて頂けるって。(それだけでも有難いのに)こんなに慕う役を頂けてとても嬉しかったです。
■吉永小百合 (世界で初めてエベレスト登頂に成功した女性登山家・多部純子役)
浩市さんとは二度目、天海さんとは三度目の共演です。いつか又と願っていたことが実現するなんて本当に幸せなことです。一本調子になってしまいそうな私の演技をビシッと支えて下さいました。感謝の思いでいっぱいです。
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