前回からの続き。私はマリ。5年前に元夫と離婚し、今は高1の娘ユヅキと2人暮らしです。仕事も子育ても、娘に不自由をさせないように一生懸命やってきました。でもやりすぎだったのでしょうか? 高校生にもなって人を気づかうこともできず、自分のことすら何もせず、都合が悪くなればウソをつき……。そんな娘とどう付きあったらいいのか、私にはもうわかりません。気分転換に海辺へ出かけた私は、娘がまだ小さくて可愛かった頃を思い出していました。
けれどその結果、ワガママでグータラな娘に育ってしまった。きっと私のやり方が間違っていたんだ……。娘に向き合うことに決め、私は帰宅します。すると昨夜から元夫の家に泊まりに行っていた娘が戻ってきていました。
「朝食も夕食も、掃除も洗濯も今まで全部お母さんがやってきた。でもユヅキはもう16歳だよね。自分でできることはしなきゃいけないと思う。お昼は作るなり買うなり、自分でなんとかして」私は1万円をテーブルの上に置きました。
私は娘と向き合う決意をしました。離婚のせいで娘を傷つけてしまったと思い、できることはすべてやってあげるようにしてきたけれど……どうやら間違っていたようです。娘はもう16歳。自分でできることはさせなければいけないのです。私は1万円を娘に渡し、これで1か月間のお弁当代をやりくりするよう伝えました。
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【第5話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・ササミネ 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子