アメリカのトランプ大統領は「世界経済フォーラム」、通称ダボス会議で「原油価格が下がれば、政策金利をただちに引き下げるよう求めるつもりだ」と発言しました。
アメリカ トランプ大統領
「原油価格が下がれば、政策金利を直ちに引き下げるよう求めるつもりだ。世界中で金利は下がるべきだ」
23日、トランプ大統領はこのように述べ、原油価格が下がれば、FRB=連邦準備制度理事会に政策金利の引き下げを求める考えを示しました。
その後、トランプ氏はホワイトハウスで報道陣から発言の真意を問われ、「原油価格が下がれば、エネルギー価格が下がる。そうすればインフレは解消され、自動的に金利も下がるだろう」と説明しました。
そのうえで、トランプ氏はFRBが自らの考えを聞くべきだとの考えを示したうえで、金融政策をめぐり、「適切な時期に」パウエル議長と直接、話し合う可能性に言及しました。
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FRBは政策決定をするうえで政治からの独立性を重視していますが、トランプ氏は大統領が政策決定に意見を言えるようにすべきだと主張しています。