石破首相、地方創生実現へ決意＝政治改革を断行―施政方針

　石破茂首相は２４日午後の衆参両院本会議で就任後初の施政方針演説に臨む。「令和の日本列島改造」と位置付ける地方創生の実現に向けた決意を表明。自民党派閥裏金事件を踏まえ、企業・団体献金の扱いなど政治改革を断行すると訴える見通しだ。

　看板政策の地方創生では、一極集中を是正する考えを重ねて強調。地方公務員の兼業・副業の弾力化、防災庁など政府機関の地方移転も進める意向を示すものとみられる。

　２０２６年度中の防災庁創設を目指し、今後も取り組み強化を図ると説明。少数与党下で臨む国会運営に関し、臨時国会と同様に幅広い合意形成に努める考えを示す見込みだ。

　外交面では２月で調整するトランプ米大統領との早期会談に意欲を示し、同盟強化の必要性を強調する方針だ。