HRC(ホンダ・レーシング・コーポレーション)の渡辺康治社長が、今週末の1月25〜26日に開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦『ロレックス24・アット・デイトナ』(デイトナ24時間レース)で、名誉スターターを務めることになった。1月23日、IMSAが発表した。
1987年にホンダに入社、2022年からはHRCの社長を務めている渡辺氏は、アメリカ・フロリダ州デイトナビーチに位置するデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで、25日13時40分(日本時間26日3時40分)に24時間レースのスタートが切られる際に、グリーンフラッグを振ることになる。
第63回を迎える今年のデイトナ24時間レースでは、アキュラ・メイヤー・シャンク・レーシングが2台のLMDh車両『アキュラARX-06』を走らせ、最高峰GTPクラスへと参戦する。そのうち93号車では、太田格之進がIMSA公式戦へのデビューを飾る予定だ。
また、アキュラ・インテグラ・タイプSが開幕戦での公式セーフティカーを務めることも、この日に発表されている。
「今年の名誉あるロレックス24時間レースに、アキュラとHRCがこのように重要な形で参加できることを嬉しく思う」と、ホンダ・レーシング・コーポレーションUSAの社長であるデビッド・ソルターズは述べている。
「(ハイブリッドシステムを搭載し)電気が流れているアキュラARX-06がコースを走り、洗練されたアキュラ・インテグラ・タイプSがレースのペースを守り、ホンダ・レーシング・コーポレーションのグローバル・プレジデントである渡辺康治が、この伝説的なレースに関わっていることは、このスポーツに対する当社の取り組みを示すものだ」
「当社はIMSAとロレックス24、とりわけ彼らとのパートナーシップを心から高く評価している」