レーシングブルズ/RBのハジャルが雨のイモラで周回重ねる。ザウバーはヒュルケンベルグとボルトレートでテスト

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2025年01月24日 08:30  AUTOSPORT web

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2024年F1第24戦アブダビGP アイザック・ハジャル(RB)
 レーシングブルズ/RBがイタリア・イモラで行っている旧型車テストTPC(Testing of Previous Cars)の2日目(1月22日)は、断続的な雨と非常に低い気温により、2025年シーズンへの準備において最適なコンディションではなかったが、ルーキーのアイザック・ハジャルは堅実に周回を重ねた。この日、イモラではザウバーもテストを実施、2025年の新ドライバーペア、ニコ・ヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレートが登場した。

 2チームと3人のドライバーにとって不運なことに、22日、アウトドローモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリの路面は一日を通して乾くことがなかったため、彼らはスリックタイヤでの走行を行うことができなかった。

 レーシングブルズ/RBは、2023年ラスベガスGPとアブダビGPで使用したブラック&ホワイトのスペシャルカラーリングを施したアルファタウリAT04を持ち込み、初日は角田裕毅が走行、2日目に新チームメイトのハジャルがステアリングを握った。2025年にF1デビューを果たすハジャルにとって、今回のテストはチームのすべてのシステムと手順に慣れる重要な機会となっている。

 天候が悪いなか、ハジャルは82周を走行、午前中のセッション終盤には雨が強くなったものの、そのタイミングでロングランも2回ほど実施した。角田同様、ハジャルもピットストップとスタートの練習を何度も行った。

 イモラはランオフエリアが比較的狭く、ミスが高くつくコースであることを考慮し、ザウバーは、ルーキーのボルトレートを走らせるタイミングを慎重に選んだ。ブラックカラーのアルファロメオC42でボルトレートがコースに出たのは、ハジャルより約2時間遅い午前10時45分ごろだった。

 ボルトレートがインストレーションラップを終えてピットに戻り、メカニックたちがチェックを行っている時に、コース上に再び雨が降り始めた。ボルトレートはフルウエットタイヤで1回のランをこなし、ピットストップとスタート練習に集中、マシンをヒュルケンベルグに託した。

 その後もコースコンディションは改善せず、ヒュルケンベルグは計測ラップを1周も走らず、7回のスタート練習とピットストップ練習を行った。2025年、ハースからザウバーに移籍してきたヒュルケンベルグは、新たなチームのシステムと手順に慣れる必要がある。

 23日木曜日にはボルトレートが終日走行、レーシングブルズ/RBは岩佐歩夢を走らせた。岩佐は2025年、スーパーフォーミュラのレースがない週末は、グランプリの現場を訪れるものとみられている。

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