1月23日、フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイでは、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦デイトナ24時間レースのフリープラクティス2(FP2)のセッションが行われ、2台のマシンがまったく同じ最速タイムを記録した。
ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの7号車ポルシェ963をドライブするニック・タンディ、そしてキャデラック・ウェイン・テイラー・レーシングの40号車キャデラックVシリーズ.Rをドライブする小林可夢偉は、ともに1分36秒921という、1000分の1秒まで同じベストタイムをマーク。予選後に行われたナイトセッションを締め括った。
この90分間のセッションは15分遅れ、また小雨の影響を受けるものとなった。
序盤にコースインしたGTP車両は少なかったが、最後の15分ではタイムが改善。ポルシェは当初、タンディが6号車のマシュー・ジャミネ、85号車のパスカル・ウェーレインを従えてワン・ツー・スリーでセッションを終えるかと思いきや、最終的に2台のキャデラックVシリーズ.Rがトップ3に食い込んできた。
終盤に6ラップのみを計測した40号車の可夢偉は、その最終ラップで前述のベストタイムを記録。チームメイトで10号車を駆るブレンドン・ハートレーも、同じく最後の周回で1分36秒935にまで自己ベストを縮め、全体の3番手タイムをもぎ取った。
IMSAデビューとなる太田格之進もこのセッションで8ラップを走行。この93号車アキュラARX-06(アキュラ・メイヤー・シャンク・レーシング)は、アレックス・パロウの残したベストタイムでこのセッション6番手となっている。
LMP2クラスでは、クラウドストライク・レーシング・バイ・APRのマルテ・ヤコブセンが最速。GTDプロクラスは、サンエナジー1・レーシングの75号車メルセデスAMG GT3 Evoをドライブするジュール・グーノンがセッション最速を奪った。
GTDクラスでは、AWAの13号車シボレー・コルベットZ06 GT3.Rがクラス首位。ケイ・コッツォリーノが加わる21号車フェラーリ296 GT3(AFコルセ)はクラス18番手となっている。
デイトナ24時間レースは現地の24日金曜日に最終プラクティスとなるFP3が行われた後、25日土曜日の13時40分(日本時間26日3時40分)にスタートが切られる。