日本銀行はまもなく追加の利上げを決め、結果を公表することが確実視されています。中継です。
日本の政策金利が2008年以来、実に17年ぶりに0.5%に引き上げられる見通しです。市場の95%が利上げを織り込んでいて、ドル円相場はきのうより50銭ほど高い1ドル=156円近辺で取引されています。
日銀はこれまで、追加利上げにむけて「賃上げ」、そして「トランプ新政権」の動向を注視する姿勢を明らかにしていました。
いずれも波乱はなかったことから、日銀内では、会合前の時点で「環境は整った」との認識が大勢を占め、植田総裁も15日に「利上げを行うかどうか議論し、判断したい」と、異例ともいえる示唆をしていました。
こうしたなか、市場の注目は日銀が3か月ぶりに示す「展望レポート」で、去年1年間2.5%上昇した物価と、経済全体の見通しをどう示すか。
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そして午後の会見で、植田総裁が今後どこまでの利上げを目指すかについて、どんなシグナルを出すかに移っています。