来年度の年金の支給額が前の年度から1.9%引き上げられることになりました。ただ、引き上げ率は物価や賃金の上昇率よりも抑えられるため、実質的には目減りすることになります。
厚生労働省は来年度の年金の支給額について、前の年度から1.9%引き上げると発表しました。引き上げは3年連続です。
ただ、将来の年金財政を安定させるため、支給額の伸び率を物価や賃金の上昇率よりも低く抑える「マクロ経済スライド」が適用されることから、基準となる賃金上昇率2.3%より0.4%分抑えられ、実質的には目減りすることになります。
来年度70歳以上になる人では、国民年金では満額で今年度より1300円増え、月額6万9108円となります。
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