引退の中居正広氏の降板、番組終了「フジテレビ以外の各局も経緯説明すべき」石戸諭氏

ノンフィクションライター石戸諭氏（40）が24日、カンテレ「旬感LIVE　とれたてっ！」（月～金曜午後1時50分＝関西ローカル）に出演。女性トラブルから23日に芸能界引退を発表した元タレント中居正広氏（52）、これに社員が関与したとして揺れるフジテレビに言及した。

日本テレビ出身のフリーアナウンサー青木源太（51）が進行する同番組。冒頭からCMをはさみ、40分近くこの問題を取り上げた。

石戸氏は「SMAPを見て育った世代」の1人として「まずはショック」と個人的感想を漏らし、続けて「国民的スターですから、国民に向けたメッセージもほしかった」と語った。

中居氏はレギュラー全番組の終了、降板などが発表されたのを受けて、引退を発表したが、石戸氏は中居氏を起用したテレビ局側の説明不足を指摘した。

「レギュラー番組終了の経緯、各局、もう少し説明してほしいという思いはある。トラブルを各局、いつ知ったのか、どういう説明を受けてきたのか。フジテレビ以外のテレビ局は、中居さんに対してどういう対応をしたのか。もっとちゃんと言わなきゃいけない」

フジ以外の各局でも中居氏のレギュラーはあったが、各局、順次、降板や終了を発表したが、石戸氏は「各局が、問題意識をどうもったから終了したのか。中居さんとどういう交渉をしたのか。ちゃんと伝えなきゃいけない」と繰り返した。

トラブルは23年6月に発生しており、ここまで中居氏の起用を続けてきたテレビ各局には「少なくともどういう経緯（で続け、終了などを決めた）か、求められる」とした。

また、中居氏の女性トラブルに社員が関与したなどと報じられた件について、フジテレビは、23日に局内で社員説明会を行い、その時間は4時間半に及んだ。27日には「オープンな形で」あらためて記者会見を開くことが決まったが、石戸氏はこれにも触れた。

石戸氏は「取材した範囲によると、フジテレビ社員の労働組合加入者が増えていて、8点の要望書を出した。その中で、（会見形式が）オープン否か、それに加えて、経営陣の刷新を求めてるんですね。（27日の会見では）社内外に向けて、フジテレビがどういう発信ができるか。問われてきますね」と話していた。

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